キャンベルタウンの一番地味な子だけども…
サトイモの感想:良質な隠れた銘品!
好き度:7/10
コスパ:8/10 参考価格¥4000円前後
- ブリニー(潮気)を感じたい方
- ロッホローモンドなどの地味だけど複雑系が好きな方
- キャンベルタウンのウィスキーを手軽に感じたい方
香り:ブリニー(潮気)、レーズン、カラメル、バニラ
味わい:スムーズだが、ずしりとウッディ感、スモーキ―、ブリニー、余韻はスパイシー
ストレート、ロック、ハイボール全てに飲む価値あり!
複雑だけど飲みやすく美味しい!
グレンスコシア蒸留所について
参照:スコッチウィスキー・トレイル (2016)
:世界のウィスキー図鑑 デイブ・ブルーム:著
- 年間生産量:75万ℓ
- 主なブレンド先:なし
最盛期、このキャンベルタウンには30以上の蒸留所があり、世界のウィスキーの都として名をはせた。
1920-33年のアメリカの禁酒法のあおりをうけ、ほとんどが閉鎖をよぎなくされた。
キャンベルタウンで生き残っている、スプリングバンク蒸留所(スプリングバンク、ロングロウ、ヘーゼルバーン)、グレンガイル蒸留所(キルケラン)が生み出すウィスキーに比べ、これぞキャンベルタウンという個性はないが、柔らかで上品なウィスキーを生み出す。
グレンスコシアはスコットランドでも定義しづらい蒸留所に名を連ねる。
元の所有者で借金苦から海に身を投げたダンカン・マッカラムの幽霊が出るということで有名だ。
現在はロッホローモンド・ディスティラリー社の傘下にあり、1999年からフル操業しているが、スプリングバンク蒸留所の支援は一切うけていない。
まとめ
ロッホローモンドに似てるなぁと感じたファーストインパクトが、蒸留所の変遷を読んでどんぴしゃり!
製法の共通性や樽原酒の供与などがあるのでしょうか?
いずれにしろ、サトイモの好きなロッホに似ていてテンションあがりました!
少しシェリー系の香りと甘さがあるにもかかわらず、ハイボールも美味いんですよねぇ。
その他のキャンベルタウンものは高価格になっているのでどこかのバーで飲むしかないですかねぇ。
スプリングバンク蒸留所の増産を期待します。
では今日も夜な夜な琥珀色、また!