カフェはコーヒーではなく、人の名前なのね!
カフェモルトの感想:ライトでクリーンだけど味わいもしっかり

好き度:7/10
試してみる価値度:6/10 参考価格¥6800円前後(25/8)
ニッカの下支えに関心がある方
下支えなのにしっかりの味わいを感じたい方
クリーンでしっかりってどういうこと?を確かめたい方
度数:45%
香り:クリーン、バニラ、モルティ、奥にフルーティ、溶剤
味わい:口に含むとすっと消えていくほどのスムースさ、ライトながら瓜系のフルーティ甘さ、麦感の香味、スパイシーさも
ニッカの裏方的な役割なのかな…
伝統的な連続式蒸溜機「カフェスチル」。
麦芽の甘さと芳ばしさ、ほのかなバニラの香りと軽快なモルト香が調和。ふわりと広がるクリーミーな甘さ、すっきりと爽やかな後味が特徴。
「ニッカ カフェモルト」は、ニッカウヰスキーが持つ伝統的なカフェ式連続式蒸溜機(カフェスチル)でつくられたウイスキー。
カフェスチルでつくられるグレーンウイスキーは主にトウモロコシを原料にしたものが一般的ですが、ニッカでは大麦麦芽を原料にカフェスチルで蒸溜した、新しい味わいの原酒づくりにチャレンジしてきました。
カフェ式だからこそ感じられるモルトの甘さと芳ばしさ。
ニッカウヰスキー宮城峡蒸溜所では、伝統的な「カフェ式連続式蒸溜機」を保有しています。
現在主流となっている連続式蒸溜機は、アルコールの精製度を高められる反面、香味成分までも除去してしまいます。
一方、ニッカが保有する「カフェ式連続式蒸溜機」は、旧式で蒸溜効率はおとりますが、蒸溜液に原料由来の香りや成分が残るという特徴があります。
この蒸溜機は、1830年頃に発明され、開発者であるイーニアス・カフェの名にちなんで「カフェスチル」と呼ばれています。ニッカウヰスキー創業者、竹鶴政孝には、カフェ式連続式蒸溜機を自分の工場に導入し、本格的なブレンデッドウイスキーをつくりたいという夢がありました。
その念願が叶い、1963年に導入し、翌年本格操業を開始したそのカフェスチルは、当時としても“極めて旧式”なタイプでした。
カフェグレーンの感想:クリーンフローラルグラッシー

好き度:6/10
試してみる価値度:6/10 参考価格¥6000円前後(25/8)
ニッカの下支えを本気で味わいたい方
クリーンを極めたい方
サントリー知多とクリーン対決したい方
度数:45%
香り:クリーン、イグサグラッシー、穀物感、バニラ、溶剤
味わい:甘くまろやかな穀物感、スムース、ビターさ、渋みもあり、意外に重厚な味わい、バーボンとスコッチの間のよう
まとめ
ニッカのカフェスチル蒸留のボトルたち。
連続蒸留のアイリッシュだと、飲みやすさ重視で個性がなくなるイメージだけど、今回のものは、個性しっかりあり。
ニッカの構成原酒を知る上でははずせないボトルたち。
ただ好きか?と聞かれると、やはり別のニッカボトルに軍配があがる。
コスパはちと悪い気がする…
最近だとフロンティアがコスパ良く、美味いだけにちと分が悪い気がする…
ではでは今日も夜な夜な琥珀色また!