ビール樽フィニッシュってこと??
サトイモの感想:確かにビールの苦み感じるよ…
好き度:7/10
コスパ:6/10 参考価格¥5500円
- いろんな複雑な味わいを感じたい方
- 濃厚なあかしにビールを感じたい方
度数:50 %
香り:甘いキャラメルと華やかな香り、そしてビール!ビールの苦みを鼻で感じられる、バニラとスモーキーさも
味わい:ウッディ感主張、樽の渋み、キャラメルバニラの甘み、余韻にビールの苦みがしっかり
ハイボール素晴らしい、一気に爽やかな柑橘が花開く、レモンピール絞ってふりかけたような香り立ち、甘み苦み渋みも感じられ、やはり50%の濃厚さはぶれない
面白い味わいだねぇ
ボトル情報
アメリカンオークシェリー樽、フレンチオーク樽、バーボン樽の3種類の貯蔵樽で3年以上貯蔵したモルト原酒をバッティングして國乃長ビール貴醸ダブルブラックを貯蔵した樽で1年間後熟させました。しっかりとした後味と甘みを感じ、ほどよい樽のニュアンスでスモーキーな余韻をお愉しみいただけます。
あかし蒸留所について
参照:ジャパニーズウィスキー 第二創世記 (2017)和智英樹(著),高橋矩彦 (著)
江井ヶ嶋酒造は、清酒を作る日本式酒蔵と、ウイスキーを作る蒸留所が1万6800坪の敷地に整然と並ぶ。
会社設立は1888年と古く、資本金30,000円で5代目卜部八右衛門の弟、兵吉が独立して清酒、神鷹、日本魂、百合正宗で有名な酒蔵として出発した。
1919年にウイスキーの製造免許を取得後、洋酒を発売している歴史ある酒蔵だ。
1964年、清酒作りと、ワイン作りの繁忙期を避けて、夏の間に蒸留を行われた。
蒸留は江井ヶ嶋酒造の日本酒の杜氏がかねており、糖化、発酵のスピードを微妙にコントロールする清酒作りで培われた繊細な技術は、ウイスキーの生産にも同じように役立ったと言う。
1984年、スコットランド地方の様式を取り入れた新ウイスキー蒸留所を竣工し、独自の蒸留で特徴あるボトルを生産している。
設備は、鉄製とステンレスの糖化槽は同じ4500リットルの容量、ステンレス製の発酵性は、2万リットルが4基。
初溜釜は5000リットル、再溜釜は3000リットルの容量。
生産に携わるスタッフは流動的だが、4から6人。
ウイスキーに関し、この陣容で春から夏にかけ、モルトウイスキーのニュースピリッツを60から80キロリットルを生産する。
大麦麦芽は英国から厳選されたものを取り寄せて、糖化、発行、蒸留を行う。
仕込み水は清酒用と同じ地下水を使用する。
グレーンウイスキーは海外から輸入しブレンド、有明産業などから購入したリペアー済みのバーボンバレルや新樽に移し、広大な自社ウェアハウスで熟成を図る。
現在は、生産が需要に間に合わない状態が続くが、急激な増産体制を組むには至らない。
まとめ
ふむふむ、変わり種のカスクフィニッシュものだね。
ビール、以前ジェムソンのIPAカスクを飲んだ時は、ビール感じるなぁぐらいだったけど、今回のは、しっかりビール!
1年後熟が効いてるのか、しっかり苦みもかんじられました。
ウィスキーって、造ってる過程でビールみたいになるじゃないですかぁ。
で、蒸留後、ビール樽に入れるって、なんか不思議な感じじゃないですかぁ。
なんだか、里帰りするかのような工程…
でもビールはホップとかいれて苦み出したり香りづけするから、やはり別物ですね。
いろんな化学反応を期待してどんどん挑戦していってもらいましょう!
ではでは今日も夜な夜な琥珀色、また!