あかしのカスクストレングスもの、楽しみ!
サトイモの感想:甘く熟成フルーツアロマ~!
好き度:7/10
コスパ:4/10 参考価格¥12000円前後
- シェリー系で面白いウィスキーを探している方
- 濃厚でしっかりアロマ系が好きな方
度数:62%
香り:黒砂糖、濃厚プリン、熟したレーズン、べっこう飴
味わい:甘くやはり濃厚なレーズン、ウッディな渋み、スパイシーさと若干のピート
加水により、華やかなフルーティさ、フローラル感が大きく開く
62%!!、さすがにがつんとくるねぇ~
ボトル情報 ーラベルより
シングルモルトウィスキーあかし オロロソシェリーカスクFin6年
瀬戸内を望む、兵庫県明石の江井ヶ嶋蒸留所で造ったシングルモルトウィスキーです。厳選した樽で4年間貯蔵したモルト原酒をシェリーカスクで2年間後熟させました。黒糖、ドライプルーン、やや濃く重めの香り、しっかりとした甘みと酸味、軽いピート感と渋み。リコリスやマジパンブラックチョコの甘さとスモーキーな余韻。
冷却ろ過、ナチュラルカラー
限定品ばかりなので、なかなか同じものが売ってませんね…
オロロソシェリーカスク↓
シェリー、ペドロヒメネスカスク↓
あかし蒸留所について
参照:ジャパニーズウィスキー 第二創世記 (2017)和智英樹(著),高橋矩彦 (著)
江井ヶ嶋酒造は、清酒を作る日本式酒蔵と、ウイスキーを作る蒸留所が一万6800坪の敷地に整然と並ぶ。
会社設立は1888年と古く、資本金30,000円で5代目卜部八右衛門の弟、兵吉が独立して清酒、神鷹、日本魂、百合正宗で有名な酒蔵として出発した。
1919年にウイスキーの製造免許を取得後、洋酒を発売している歴史ある酒蔵だ。
1964年、清酒作りと、ワイン作りの繁忙期を避けて、夏の間に蒸留を行われた。
蒸留は江井ヶ嶋酒造の日本酒の杜氏がかねており、糖化、発酵のスピードを微妙にコントロールする清酒作りで培われた繊細な技術は、ウイスキーの生産にも同じように役立ったと言う。
1984年、スコットランド地方の様式を取り入れた新ウイスキー蒸留所を竣工し、独自の蒸留で特徴あるボトルを生産している。
設備は、鉄製とステンレスの糖化槽は同じ4500リットルの容量、ステンレス製の発酵性は、2万リットルが4基。
初溜釜は5000リットル、再溜釜は3000リットルの容量。
生産に携わるスタッフは流動的だが、4から6人。
ウイスキーに関し、この陣容で春から夏にかけ、モルトウイスキーのニュースピリッツを60から80キロリットルを生産する。
大麦麦芽は英国から厳選されたものを取り寄せて、糖化、発行、蒸留を行う。
仕込み水は清酒用と同じ地下水を使用する。
グレーンウイスキーは海外から輸入しブレンド、有明産業などから購入したリペアー済みのバーボンバレルや新樽に移し、広大な自社ウェアハウスで熟成を図る。
現在は、生産が需要に間に合わない状態が続くが、急激な増産体制を組むには至らない。
まとめ
気になっていた、あかしのカスクストレングスもの。
近くの酒屋さんに置いているわけもなく、ネット上では結構なプレ値がついているので、遠目に見ていたのですが、縁あって手に入りました。
あかしのウィスキーはレッド、ブラックと飲んだことありますが、やはり低価格のブレンデッドということもあり、さほど印象がありません。
今回のウィスキーはシングルモルト、カスクストレングス、ノンチル、ノンフィルタード、オロロソシェリーカスク。
おいしそうなワードが飛び交います。
濃いのはもちろんですが、しっかりと個性が出ていて面白い!
ただ、いろいろ原因はあれど、コスパは悪すぎるように感じます…
でも、バーボンバレルや、酒バレルなど興味をそそるカスクものが発売されています。
また、縁があれば私のもとへ届くことでしょう…
では今日も夜な夜な琥珀色、また!