ジャパニーズ

【アマハガン・メタリックラベル】の評価!

satoimotaro

佇まいがただものではないね…

サトイモの感想:優雅でコク深く濃厚!

好き度:8/10

試してみる価値度:9/10 参考価格¥10000円前後(24/9) 

おススメする人
  • アマハガンが好きで上位モデルをお求めの方
  • マッカランなどの上品なスペイサイド系が好きな方

ジャンル:ブレンデッドモルト

度数:47%

香り:プルーン、熟成レーズン、ザラメ糖

味わい:スウィート、赤いフルーティもあるが麦感しっかりのコク、余韻はスパイシーかつ少しのピーティと渋み、複雑系のお手本のよう

ロックは微妙…渋みが増しフルーティさが消失…

ハイボール素晴らしい!ストレートでは赤い果実のニュアンスが、なぜか黄色系完熟トロピカル、あるいは洋ナシの方へ向う(ここはアマハガンシリーズの系統か…)

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ストレートで飲むとアマハガンシリーズとは一線を画す高級感!

ボトル情報-HPより

ボトルに煌めく錫製のラベル、浮かび上がる長濱蒸溜所のロゴやAMAHAGANの文字。その豪奢なラベルに相応しく、ブレンドには30年熟成のモルト原酒をはじめ、長濱蒸溜所モルト原酒、50ppmのヘビリーピーテッドモルト原酒などを贅沢に使用しており、シェリー樽で追加熟成することで、深みあるリッチなテイストのウイスキーに仕上がりました。超長期熟成モルト由来の深みある味わい、シェリー樽後熟由来のベリーやカシス、そして余韻に感じるスモーキーなアロマ。この特別なアマハガンでゆったりと贅沢な時間をお過ごしください。

【受賞歴】
東京ウイスキー&スピリッツコンペティション2023金賞受賞

アマハガンについて

滋賀県長浜市にある長濱浪漫ビールが運営する長濱蒸留所

日本最小クラスの蒸留所で、ポットスチルも世界最小クラスのものを使用しています。

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蒸留所面積8坪だって!?すごい狭い!

2016年11月蒸留を開始して、2018年からワールドブレンデッドモルトシリーズ「アマハガン」をリリースしています。

名前の由来ですが、AMAHAGAN、これを逆さに読むと、NAGAHAMA、ナガハマ、長濱ですね。

前知識なく、わかった時は、謎解きを当てた快感がありました、笑。

ブレンデッドウィスキーではなく、ブレンドデッドモルトウィスキーなので、モルト原酒のみで構成されています。

(限定ものの中にはグレーンをブレンドしたものもあるようです)

このシリーズは、スコットランドのハイランドモルト5-10年熟成の原酒長濱蒸留所の原酒ブレンドしたもの。

長濱のモルト原酒は、麦汁を濾過する網の目が粗いので、麦の粒が大きいものも一緒に発酵させることで、麦の甘みや旨味がダイレクトに表れるといいます。

アマハガンシリーズの特徴はブレンド

ウィスキーづくりでもっとも重要な工程ブレンドに焦点をあてて様々な試みのリリースがなされています。

ワールドウィスキーアワードで、リリースした多くのボトルが賞を受賞しています。

ちなみに長濱蒸留所は国内初の蒸留所原酒ブレンドを行ったことでも業界とウィスキーファンを驚かせました。

イナズマシリーズのシナジーは、五郎丸蒸留所とのコラボ。

ブレンダーの屋久氏いわく、

「五郎丸はピートがきいているが、同じピートをきかせたものでは面白くないので、長濱としてはノンピートやビール用のモルト「ラオホモルト」をアクセントに使用してブレンドした」

ITARU’s BAR channelより

ラオホモルトは、ポーター、スタウトビールで使われるもの

ラオホ=煙、ブナの木を燻してモルトを乾燥させたものでウィスキーのブレンドに用いたところ独特の麦の甘みと香りを実現できたとのことです。

まとめ

これは、もうクラフト蒸留所の極みといえるんではないでしょうか。

実験的なブレンドを繰り返す長濱蒸留所がメタリックな装いで世に出したアマハガン。

なんと、30年以上のモルト原酒、長濱のモルト原酒、ヘビリーピーテッドのモルト原酒のブレンド、それをシェリー樽で追熟したなんて、聞いただけで拝みたくなるような1本。

30年以上の熟成ものは海外原酒、おそらくわかりやすくスペイサイドあたりのフルーティ系だと思うのですが、その構成比がどのくらいなのでしょうか?

長濱モルト原酒のシングルモルトも出てるので、それを飲んだら、何かが見えてくるのでしょうか?

長濱のシングルモルト飲んでみたい!めちゃくちゃ楽しみです!

長濱蒸留所、目が離せないぃぃ

ではでは今日も夜な夜な琥珀色また!

ABOUT ME
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コロナ禍で沼にはまる。蒸留所の歴史やボトルに込められた情熱に想いを馳せながら夜な夜な琥珀色を求めて旅を続けています。