スコッチ

【グレンエルギン12年】のレビュー!

satoimotaro

これまた地味なボトルだねぇ

サトイモの感想:めちゃフルーティで美味い!!

好き度:10/10

試してみる価値度:9/10 参考価格¥5500円前後(24/3) 

おススメする人
  • リッチフルーティの隠れた銘酒をお求めな方
  • フルーティがとにかく好きな方

度数:43%

香り:蜜、りんご蜜、フローラル、紅茶、甘くフレッシュなフルーツ

味わい:めちゃスムース、赤リンゴのフレッシュな甘さとシトラスミント系のすっきり感が素晴らしい、トロピカル要素も、余韻は少しスパイシー、ライト系ではここ最近で一番好き

satoimotaro

めっちゃ好きなボトルの一つになったよ!

グレンエルギン蒸留所について

スペイサイドらしく思われる点に、地域最大の大都市圏であるにもかかわらず、地元の蒸留所がやや見つけにくいという特徴がある。

グレンマレイとベンリアックという2大シングルモルトブランド以外の蒸留所は、表舞台から見えないところでスチルから生まれるスピリッツが、多種多様なブレンデッドウィスキーに吸収されていく。

そのため、間に合わせにかき集められた無価値なスピリッツとして見下されがちだが、実はそれは正反対だ。

この地域の大半のスピリッツをほとんど見かけない理由は、その並外れた個性がブレンダーたちによって高く評価されているためである。

グレンエルギンは典型的なケースだが、幹線道路A941号線から外れた細い道を上がったところにひっそり建っている。

まさにフルーティなタイプの代表例というべき特徴にはあきれてしまうほどだ。

桃の果汁を思わせるような爽やかさと熟成感があり、思わずよだれがあふれそうになる。

蒸留所の様子をざっと見ただけでこれを味わったら驚くだろう。

6基の小ぶりなスチルとワームタブといえば、まちがいなく硫黄分の強いニューメイクができるはずだが、そうではない。

グレンエルギンはディアジオ社が所有する、ワームタブを備えた3つの蒸留所のひとつだ。

ここでは設備が本来の正反対の働きをする。

「蒸留中に硫黄分が確実に除去するようにスチルを稼働させれば、非常にライトなスピリッツができる」

ディアジオ社でマスターディスティラー及びブレンダーを務めるダグラス・マレーはこう説明する。

ここではスチル内の蒸気と銅がのんびりとリラックスした関係を築くことによって、他の蒸留所のニューメイクにみられるような硫黄分が除去される。

発酵も同様に大切だ。

「グレンエルギンの個性のほとんどは、蒸留前に生まれるんだ」

彼は続ける。

官能的な果実感はくつろいだ状況で生み出される。

つまりやや低めの温度でゆっくり発酵を行い、スチル内でもやはりじっくりと銅と触れ合うことで生まれるのだ。

そしてワームタブが登場する。

「ワームタブを使う蒸留所では複雑さが増して、より強烈な個性が生まれる」

とマレーは言う。

「実際のところ、カードゥとグレンエルギンの工程にさほど大きな違いはない」

それでも両者は、ジューシー対グラッシー、かたや豊潤、かたや鋭利な個性といった具合に、大きく隔たっている。

まとめ

果汁感、すごぉぉ!

これはフルーティ系ライト系の究極の形の一つでは??

もっと注目されてもおかしくない!

けど注目されて高騰するのはいやだ!

だから、このままひっそりウィスキー好きの間で飲まれ続けてください(?)

ではでは今日も夜な夜な琥珀色、また!

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satoimotaro
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コロナ禍で沼にはまる。蒸留所の歴史やボトルに込められた情熱に想いを馳せながら夜な夜な琥珀色を求めて旅を続けています。