スコッチ

【グレンゴイン10年】のレビュー!

satoimotaro

これまた地味な感じを漂わすボトルだが…?

サトイモの感想優しいシェリーの甘み~

好き度:6/10

コスパ:7/10 参考価格¥5000円前後

おススメする人
  • シングルモルト、シェリー系の入門
  • ライトでフルーティなものがお好きな方

香り:素晴らしい芳醇なフルーツ、シェリー系のフレッシュな葡萄、しつこくないキリっとした甘さ、キャラメル

味わいライト、スムーズ、香りに比べ味わいは淡泊、スウィートかつスパイシー、レーズンの余韻

ストレート一択!

ハイボールはイマイチ。ブドウが昆布に変化して味わいの邪魔をする

satoimotaro

やさしいウィスキ~

グレンゴイン蒸留所について

参照:スコッチウィスキー・トレイル (2016)

  :世界のウィスキー図鑑 デイブ・ブルーム:著

  • 年間生産量:110万ℓ
  • 主なブレンド先:ラングス

白く塗装され、こじんまりとした農場を思わせるグレンゴイン蒸留所は、キャンプジー丘陵の西端にあるダンゴインヒルの火山岩栓の下にある小さな谷に、押し込められるように建っている。

南に行くと緑の平原が広がり、その先はグラスゴーの郊外だ。

ここは魅力的な蒸留所で、規模は小さい(ウィスキー初心者が蒸留を学ぶのにうってつけだ)。

ニューメイクはライトで、グラッシーな特徴が強いが、熟成中になめらかでフルーティなミッドパレットがゆっくり生まれていく

マネージャーのロビー・ヒューズにとっての決め手は、発酵から始まる時間と銅の組み合わせだ。

56時間という最短の発酵時間によって、ウォッシュからほとんどのエネルギーが取り除かれ、ウォッシュスチルの残留物を減らせる。こうしてナッティな特徴を高めることができるんだ」

同様に蒸留を長引かせる。

やはり時間と銅が決め手だ。

銅との接触を最大限にしている」とヒューズ。

「蒸留をゆっくり行って、銅とたっぷり接触させることで、エステル香を強めるんだ。じっくりと蒸留させるから、スチルをオーバーヒートさせたりはしないよ。

蒸留をゆっくりやると、還流が促進されて、重い化合物がスチルのネックまで届くエネルギーを失うから、ミドルカットに入り込む余地はない。スピリットセイフまでのパイプも銅管だよ」

こうして生まれた活力とフルーティの中核の結合によって、グレンゴインは長い熟成期間を心地よく過ごす事ができ、充分に強い特徴も生まれるため、ファーストフィルのシェリー樽との相性もよくなる。

以前は見落とされがちだった蒸留所が、いまでは将来的にトップランクに並ぶ可能性のある、非常に力強いウィスキーを作っている。

まとめ

多分、最近シェリー系に飽きているせいで、今回はサトイモの評価が低いだけで、とても上質なシェリー樽ウィスキーだと思うのです。

今のモードは何か新鮮な味わい、面白い変化などを求めている自分がいる…

ライト&スムーズなので、初心者、シングルモルト入門にはうってつけで飲みやすさ抜群です。

ストレートでも飲み疲れないやさしい味わいでした。

では今日も夜な夜な琥珀色、また!

ABOUT ME
satoimotaro
satoimotaro
コロナ禍で沼にはまる。蒸留所の歴史やボトルに込められた情熱に想いを馳せながら夜な夜な琥珀色を求めて旅を続けています。