ボトルも可愛くて飲みやすそうな佇まいやねぇ
サトイモの一言:甘い系の余市!
好き度:7/10
試してみる価値度:6/10 蒸留所販売では¥3000円前後 参考価格¥8000円前後
- 余市の甘い担当を感じたい方
- 蒸留所限定なるものを比較的お安く試したい人
香り:ショートケーキ、華やかフローラル、蜜、キャラメル、スモーキ―さが奥に
味わい:香りと違いピートと麦感がしっかり、リンゴの果実味が続いて、余韻はビター、総じてスムーズ
ハイボール、意外に伸びない、個性がとたんに消える…
ストレート、ロックがおすすめ
ブレンデッドというだけあって飲みやすさが光るね!
ニッカの双璧を成す宮城峡もレビューしています。
ネットでは結構プレ値だね…↓
余市蒸留所について
ー参照:世界のウィスキー図鑑 デイブ・ブルーム・著
:ウィスキー完全バイブル 土屋守・監修
竹鶴政孝は北海道でウィスキーを造るビジョンを描いていた。
そこは彼にとって完璧なロケーションだったのだ。
ヘーゼルバーン蒸留所で研修をしていた時、彼は日本の水質について懸念し、手紙を書いている。
「スコットランドでさえ、良い水が不足することがあります。したがってポットスチル工場を、井戸を掘らねば水が出ない住吉(大阪)に建てるのは非合理的です」
「日本の地理を考慮するならば、優れた水質の水が常に大量に確保でき、大麦が取れるところが必要です。ガソリン、石炭、樽材も手に入り、列車とのつなぎもよく、運河がある場所です」
竹鶴にとってあらゆる点から北海道が適所だった。しかし、上司であり現実主義の鳥井信治郎は近くに消費地がないことを懸念し、山崎を選んだ。
寿屋(現サントリー)との契約が終了した1934年、竹鶴は大阪の後援者から出資を受け、妻のリタ(スコットランド人)を伴って、とうとう北海道へと向かった。
北海道余市は、冷涼で湿潤な気候と澄んだ仕込み水、そして潮風が吹く大自然。
竹鶴が修行したキャンベルタウンそのものなのだ。
そして、1940年に登場したウィスキーは果たして?
ビッグでスモーキー。
鳥井の言葉を借りれば「日本らしく」なかった。
現在、アンピーテッドからヘビーまで燻煙の程度を変え、様々な酵母株を使い、発酵時間やカットポイントを工夫している。
石炭直火蒸留が職人業を光らせている。
作業者は常に状況を見極め、必要に応じて火を弱めたり火力をあげたりして燃え盛る炎をコントロ―ルし続ける。最終的にできるのは濃密なスピリットだ。
まとめ
妻の友人が行った余市蒸留所でのお土産、蒸留所限定ブレンデッドをもらうことに!
わーい、ありがとう、あ〇ちゃん!
ということで早速飲んでみたところ…
第一印象としては
おお、余市とセッションの間といったところか
さすが余市、クオリティ高いねぇ
飲みやすい…でもパンチが足りない気も…
数日後、再び飲むとまた違った印象
個性を光らせるのが全てではないんだよ
ブレンデッドというのはいろんな味わいをうまくまとめてバランスよく美味しく飲めるようにしてるんだよ
という言葉が脳裏にリフレインするかのような錯覚…
ハイボールがさほど伸びなかったので、ロックでちびちび寒くなった夜に美味しくいただきます…
ではでは今日も夜な夜な琥珀色、また!