サトイモの感想:渋い…(総合的に)
好き度:6/10
コスパ:5/10 参考価格¥3800~4500円 (22/7→24/4 3200円~4000円↓)
・オン・ザ・ロックで渋く決めたい夜
・日本で飲まれているもっとも古いスコッチ、歴史を感じたい方
香り:ハチミツ、熟したフルーツ、イグサのような植物感、若干のスモーキーさ、総じて香りは強くない
味わい:麦の甘み、微かなスモーキーフレーバー、スパイシー
ロックで飲むと、スモーキーをより感じられ、麦感の甘みも、バランスがよりまろやかに表現される、非常に飲みやすい
何か強く主張する個性はないが、ウィスキーの渋さを味わうといった印象
主要キーモルト:クラガンモア、グレンダランなど
渋い、ひたすら渋いよ(味ではなく、総合的に…)
オールド・パーについて
参照:シングルモルト・ウィスキー入/古谷三敏
ボトルの渋さからなのか、かつて日本でオールド・パーが洋酒の代名詞のような時代があったからなのか、非常に懐かしいレトロな感覚になる。
日本に初めて入ったウィスキーは諸説あるが、オールド・パーだったともいわれる。
1871年、岩倉具視を特命全権大使とする欧米視察団が、2年後に帰国したときに、オールド・パーを数ケース持ち帰ったという。
年代からいってオールド・パーが誕生して間もない時期。
オールド・パーとは152才(1483~1635年)まで生きたといわれる農夫トーマス・パーのこと。
彼にあやかってオールド・パーを生み出したジェームズとサミュエルの兄弟の会社、グリーンリース社の趣意書には、10人の王の時代を生き抜いたトーマスのように「時代」がどんなに変わろうとも変わらぬ品質を約束する、と書かれている。
吉田茂、田中角栄などの歴代首相にも愛されたことでも有名。
ラベルにはバロックを代表する画家ルーベンスの手によるパー翁の肖像画が印刷されている。
まとめ
最近、個性的なシングルモルトばかり飲んでいたので、ブレンデッドを飲むと少し拍子抜けしてしまいます。
飲みやすさはもちろんいうことないのですが、うまくまとめられているので個性をつかみにくい。
ロックで飲んではじめて、あぁこのボトルはロックだ、、、と感じました。
少し溶けだした氷がじわりじわりと酒質にシャープさを加えていく。
まるみがあるのですが、食中に味わうと、キリっと冷えたオールド・パーは、サントリーローヤル、リザーブ、オールドを思わせる、昭和の味わいを感じるのでした(笑)
高度成長期を知らないアラフォーですが、子供時代のレトロな昭和を懐かしみつつ、
今日も夜な夜な琥珀色、ではまた!