全ジョニーウォーカーのキーモルト、期待値上がる…
サトイモの感想:ミディアムライト優雅…
好き度:7/10
コスパ:7/10 参考価格¥45000~5000円(22/11→24/4 ¥6500円↑)
- ミディアムライトな飲み口でハチミツ・フローラル・フルーツを感じたい方
- ジョニーウォーカーが好きな方
香り:ハチミツと同時にフローラル、エステリー香
味わい:スウィート系、スムーズな味わいだが味はしっかり、酸味とフローラル感からかレモングラスのような味わいも、後口は若干スパイシー
ボトルの古風感といい、優雅で上品な味わいが貴族になった気分にさせるね~
カードゥ蒸留所について
参照:世界のウィスキー図鑑 デイブ・ブルーム:著
- 主なブレンド先:ジョニーウォーカー・レッド、ブラック、グリーン、ブルー
- 年間生産量:340万ℓ
1811年当時、スペイ川上流のマノックヒルにあるカードゥ農場を切り盛りしていたのはジョン・カミングだっただろう。
しかし、そもそもウィスキーの密造を始めたのはその妻ヘレンだったという。
カードゥ農場はグレンリベットでさらに南方にいる密造者たちに早期警戒を促す役目を果たした。
ジョージ・スミス(グレンリベット蒸留所の創業者)が最初にウィスキー作りをしていたミンモアの敷地に立つと、眼前に広大な窪地が横たわっている。
そしてカードゥ蒸留所は小高い丘に建っている。伝説によれば収税官たちがカードゥ農場に来ると妻ヘレンは彼らをお茶に招いたという。
収税官がくつろいでいるあいだに外では赤い旗が旗竿に掲げられ、グレンリベットの密造者たちに、法の手が近づいていることを知らせたのだ。
しかし、1824年、ジョン・カミングは新たな蒸留免許を取得した(おそらく最初の取得者だっただろう)。
とはいえ合法的な蒸留所になっても、運営方法は変わらず、女性が舵と取り続けた。
ヘレンの死後は義理の娘エリザベスが工場を管理し、再建した。
やがて1893年になると、長年の顧客だったジョン・ウォーカー&サンズ社に蒸留所を売却した(ただしカミング家が引き続き蒸留所を運営するという合意にもとづいていた)。
現在のカードゥはグラッシーできめ細やかな特徴がある。
念入につくられたニューメイクが持つオレンジとチョコレートの風味は、もっとあとになって再び表れる。
ディアジオ社のマスターディスティラーとブレンダーを務めているダグラス・マレーによると、特殊な発酵方法と冷却装置でさらに銅と接触させて、フルーティというより(グレンエルギン蒸留所方式)、グラッシーな味わいになるように蒸留を管理する体制がもたらした結果だということだ。
まとめ
個人的に久しぶりにフローラル系(植物や花を思わせる)のウィスキー。
予想としては、思いっきりフルーティかブレンドのためのつなぎ的要素な没個性なのかと思っていましたが、なかなか個性的。
フローラルとハチミツ、フルーティさがバランスのよい、ゆっくり優雅に味わいたい逸品でした。
ジョニーウォーカーレッド、ブラックはハイボール一択なのですが、グリーンはストレートでちびちび。
このカーデュも同じくストレートでちびちびです。
今夜も琥珀色、また!