テンプラニーリョ・カスク???
サトイモの感想:ワインを感じて美味~!
好き度:10/10
コスパ:7/10 参考価格¥6000円前後
- 少し変わったシェリー系を飲みたい方
- フレッシュなワインとウィスキーの融合を感じたい方
香り:ワイン、甘く濃厚な葡萄、酸味のあるチェリー、プルーン、芳醇なフルーツ、ナッツ、バニラ、バーボン由来の溶剤
味わい:スムーズでライトだがしっかりとしたワイン由来の葡萄感、赤い果実のフルーティさが口いっぱいに広がる、わかりやすく甘いシェリー、かすかな酸味も心地よい
一口メモ
アメリカンオークバレルで熟成後、テンプラニーリョワイン樽で後熟させています。テンプラニーリョは、スペイン・リオハ地方を代表する赤ワイン品種です。
赤い見た目からもワインの良き面が主張する~
こちらはシェリーカスク↓
感想
シェリー系で一番好きかも!
シェリー系で10点満点をつけたのは初めてかもしれません。
グレンドロナックなどのシェリー代表格も好きなんですが、サトイモは渋みと複雑さが飲み疲れをおこしてしまうという病を発症してしまいます。
今回のものはストレートにワインを感じて面白い。
でもやっぱり甘い系ワインなんですけどね。
樽を変えるとこんなに変わるのかという発見でもあり、面白かったです!
ではでは今日も夜な夜な琥珀色、また!
タムナブーリン蒸留所について
参照:スコッチウィスキー・トレイル (2016)
:世界のウィスキー図鑑 デイブ・ブルーム:著
- 年間生産量:400万ℓ
- 主なブレンド先:ホワイト&マッカイ、マッキンレイズ
1960年代にスコットランドに設立された蒸留所群が生むフレーバーには共通点があるという主張にも無理はないと思わせる理由がある。
この時代のアメリカでスコッチの需要が増えたために蒸留所はあいついで設立された。
こうした蒸留所が全て、軽く、かつモルティ風味の強いウィスキーを製造しているのは偶然ではないだろう。
タムナブーリン蒸留所は1965年リベット河畔に設立された。
驚いたことに、グレンリベット地域にあり、蒸留免許を得て現在も稼働する蒸留所としては、2番目の古さだ。
6基あるスチルで作られる洗練されたシンプルなニューメイクは、樽熟成によって進化し、ブレンダーがその熟成を待ち焦がれずにはいられないようなウィスキーに変わる。
つまり、ウィスキーというよりも、樽が主役となるウィスキーである。
ここに危険がある。
「オーク樽の森に入るとタムナブーリンの個性が」迷子になってしまいがちなのだ。
「だから着込みすぎないように気を付ける必要があるんだ」
と語るのは蒸留所を運営するホワイト&マッカイ社でマスターブレンダーを務めるリチャード・パターソンだ。
「アメリカンオーク樽や香味の軽いシェリー樽、中古の樽を使っても大変よい熟成をするが、あまり香味が加わりすぎると台無しになってしまう」
蒸留所はフィリピン系のエンペラドール社の傘下にある。