18年を超える21年、これまたハードル上がるぅぅぅ….
サトイモの評価:ハードル難なく超える、美味し!
好き度:9/10
試してみる価値度:8/10 参考価格¥35000-40000円
アルコール度数:48%
- シェリー系を極めたい方
- グレンドロナック18年が好きでさらに複雑要素を感じたい方
香り:上品なシェリー、スウィート、少しの酸味、熟した葡萄、べっこう飴
味わい:甘い、スパイシーで少しの酸味が心地好い、ドライフルーツ、なぜか柑橘感も、イチゴジャム、ビターチョコ、度数ゆえのアルコール辛さも若干、ウッデイだが渋みは抑え気味、17年に比べ複雑要素強い
通常シェリー系はロックが映えるが、これまたストレート一択!
ボトル情報
21年以上熟成したオロロシェリー樽原酒と極甘口のペドロヒメネスシェリー樽で熟成した原酒をバァッテイング。
ノンピートでシェリー樽特有のクセもなく、フルーティでこくのある甘さ。
18年に比べてペドロヒメネス樽とさらに3年の熟成もあいまって複雑感あり!
グレンドロナック蒸留所について
参照:世界のウィスキー図鑑 デイブ・ブルーム:著
ウィスキー&シングルモルト完全ガイド PAMPERO/編者
- 主なブレンド先:バランタインズ ティーチャーズ
- 年間生産量:140万ℓ
”ブラックベリーの谷”を意味するゲール語。
名前にふさわしくフルーツ果実を思わせるボトルを造り続ける。
地元農家の共同体によって1826年に創業。
合併や統合が常識となっている業界にしてはめずらしく、この蒸留所は1960年(Teachers)eachers)に買収されるまで、ずっと個人経営が続いていた。
非常に力強いブレンデッドをつくるティーチャーズにとって、この蒸留所は非常に相性がよかった。
2016年、米ブラウン・フォーマン(Brown Forman)により買収され今にいたる。
マネージャーのアラン・マコノヒーによると、
「ザ・グレンドロナックのたくましさは、マッシュタンの攪拌機能など伝統製法を忠実に守っているため」だという。
「不思議なことに、ベンリアック(2008~2016まで、ベンリアックにより買収されていた)と同じモルトを使っているのに、マッシュタンに頭をつっこんでにおいをかぐと、全く異なっているんだ。」
スコットランドで最後まで石炭直火加熱をおこなっていたが、2005年廃止。
「気になるような変化はなかった」と、マコノヒーは語る。
ハイランドのクラシックとの呼び声が高い銘酒は今も伝統の味を守り続ける。
まとめ
なぜか18年よりも安く買える21年。
18年の完成度が高い、と消費者が考えているからなのか?
そういう私も17年のほうに満点の10、こちらに9をつけさせていただきました。
18年を先に飲んだ時の衝撃が影響してるのか、21年を飲んだ時は、想像した味というか、インパクトが18年ほどなかったというのもあるかも。
まぁ正直、このクラスになると、もうどう転んでも美味い…
なくなるのが怖くて飲みたくない…
という高価なウィスキーあるあるに陥ってしまいます。
しかしウィスキーの旅がどんどん加速していってます。
これからもどんどん飲んでいきますよー!
ではでは今日も夜な夜な琥珀色、また!