55%だって!!
サトイモの感想:濃い地酒ウィスキーだよ…
好き度:7/10
試してみる価値度:7/10
- 濃い地酒ウィスキーを飲みたい方
- ウィスキーも焼酎も好きな方
- 笹の川酒造の酒質ヘビーを味わい方
度数:55%
香り:硫黄ヨード、焼き芋、黄色い果実
味わい:さすがの度数でヘビー、でも甘ぁい、潮気、少しスモーキ―、でも驚くほどスムース、麦焼酎のような穀物感と甘み
ハイボール酒質がまろやかになり、フルーティも潮気などもしっかり健在、伸びる!
ハイボールめちゃうま!
本品は、弊社にあるウィスキー原酒を厳選し、マイルドで口当たりの良いタイプに仕上げました。まお、まれに保存温度の変化などにより、沈殿物や濁りが出る場合がありますが、製品由来のものでございますので、品質等に影響はございません。
笹の川酒造・安積蒸留所についてー公式ページより
福島県安積平野。
安積疏水の流れるこの地に、東北唯一の地ウイスキーを造る「安積蒸溜所」はある。
それは、1946年(昭和21)にウイスキー免許を取得した山桜酒造にはじまる。
酒蔵としての歴史は300年を超え、猪苗代湖の南に創業した1710年(宝永7)にさかのぼる。
1765年(明和2)郡山に移り、磐梯颪の寒風にさらされた銘酒の醸造を続けたが、戦後の米不足から困難を極めることに。
これに欧米文化の流入があいまって、ウイスキー造りに取り組むことになったのだ。
戦後の混乱を経て、高度成長期にウイスキーの時代がやってくる。
1980年代、「北のチェリー、東の東亜、西のマルス」と呼ばれ、笹の川酒造が送り出したチェリーウイスキーも北の雄として人気を得た。
しかし、世は移り嗜好の変化とともにウイスキー不遇の時代が訪れる。
やがてウイスキーを詰めた熟成樽は蔵の奥で眠ることになった。
その頃、他社の地ウイスキーも苦境にあえぎ続けていた。
2003年(平成15)、東の東亜も暖簾を下ろすこととなり、紆余曲折の末、羽生の同社蒸溜所にあった原酒樽を笹の川で預かることとなった。
この樽こそ、イチローズモルトとして、カルト的な人気を博すベンチャーウイスキーへとつながるとは誰が予想しただろう。
2016年(平成28)冬、創業の地から移築された伝統的な土蔵建築の蔵を「安積蒸溜所」として始動。
白い漆喰の壁に囲まれた蒸溜所内には、ポットスチルやマッシュタンなどの設備が整った。
気候、蒸溜所内の環境、ポットスチルの形状、熟成樽の違いなどが、千差万別の香りや味わいを生み出し、「安積蒸溜所」の個性を決めていく。
けっして数多くは造れないウイスキーだからこそ、その個性を楽しんでいただきたいと願っている。
ジャパニーズウイスキーは空前のウイスキーブームに沸く欧米で、近年、注目を浴びている。
多くのファンの方々のお陰をもって、「安積蒸溜所」がリリースするボトルも例に漏れない。
だが、ブームが落ち着いた時ためされるのは、ウイスキー造りへの情熱であり、生まれ育つ風土への愛情なのだと信じている。
杜氏が丹精込めて仕込む清酒と同じく、真摯にウイスキーと向き合いたい。10年、20年、果てない時のかなたを見つめながら。
まとめ
笹の川酒造の通低音を感じるボトル。
なんか上質な麦焼酎のような、ヘビーな酒質で硫黄感を感じる。
三郎丸蒸留所でも似た感覚あったなぁ…クラフト蒸留所あるあるなのかな?
ウィスキーも焼酎も好きな方にはもってこいのボトルかと思います。
ではでは今日も夜な夜な琥珀色また!