アイラの女王っていわれているけど、どういう意味!?
サトイモの評価:スモーキィ、フルーティ!
好き度:8/10
コスパ:9/10 参考価格4500円(22/5月→24/2月 価格の変化あまりなし)
- がっつりスモーキーでフルーティ甘みも感じたい方
- アイラのシングルモルトを手頃に飲みたい方
香り:ピートが前面に出て、海、海藻を思わせるヨード感、バニラの香り、奥底にベリー、レーズンの香り
味わい:しっかりとピートを感じるが甘くフルーティさのバランスが素晴らしい、アイラの中では断トツ飲みやすい!
アイラの女王の異名は伊達じゃないね!
ボウモア蒸留所について
参照:世界のウィスキー図鑑 デイブ・ブルーム:著
ウィスキー完全バイブル 土屋守/監修
- 年間生産量:200万ℓ
- 主なブレンド先:ブラックボトル、キングスプライド、クランロイヤル
ボウモア、”大いなる岩盤”の意味を持つゲール語。
第一貯蔵庫は、名前の通り岩盤を削って建てられており、海抜0メートルに位置する。
悪天候の日には容赦なく波を被る貯蔵庫。
1779年の創業はアイラ島で最古。港町の住人デイビット・シンプソンがこの海辺の地に創業。
製麦は専門業者に注文することが一般的という現在でも、自家製麦芽にこだわり、使用量の約4割を自社のフロアモルティングで賄っている。
それをピートが溶け込んだラーガン川の水で糖化・発酵させ、細身のストレートヘッド型のポットスチルで蒸留する。
モルトマスター、イアン・マッカラムはこう語る。
われわれは伝統を順守してウィスキー作りに取り組んでいる。
だから人々が我々に会いに来てくれるんだ。
海のすぐ近くと言う独特の気候の影響で、ここにはいつも塩辛い特徴がある。
私は科学者なので、実際に塩が含まれていない事は承知済みだが、それでもウィスキーにその特徴が感じられるんだ。
あの湿った、屋根の低い貯蔵庫の魔法かもしれないね。
かつてボウモア蒸溜所にいたウイスキーキャットのスモーキーはイギリスで最も美しい猫に選ばれたこともある。
ボウモアの熟成庫の1つは、島の住民のためのプールに改造されている。蒸留過程で出る高温の廃液の熱を利用した、アイラ島唯一の温水プール。
まとめ
アイラの女王と称される気品と強さ、伝統に磨き抜かれた名酒。
アイラの中では、比較的フルーティさ、甘さが際立つので女性向けという意味でしょうか….
しかし、飲みやすいとはいえ初心者にはおすすめしません、笑。
筆者は以前、アイラの王者ラフロイグにぼこぼこにやられた後、数か月後女王ボウモアを飲んで癒されたのでした、笑。
アイラ島には、現在9つの蒸留所が稼働しています。
まだ、9つ全てを制覇しきれていないので、アイラの旅もまだまだ続きそうです。
どんな出会いが待っているのでしょう、楽しみです!
では今日も夜な夜な琥珀色、また