【あかし・シングルモルト】の感想！

サトイモの一言：おぉ複雑系～！

好き度：7/10

コスパ：6/10　参考価格¥4500円前後

度数：45 ％

香り：フルーティで甘い、ぶどう系、キャラメル

味わい：バニラとレーズンの甘み、ファーストアタックは少しのアルコール刺激、少し経つとすぐにまろやかに、甘みと共に渋みも感じられ複雑であり心地よい、バーボンの溶剤感も

数滴の加水で香りが一気にひらく

ロックが渋く美味い、大手のわかりやすい美味しさと違って、バーボン、シェリーではないウッディ感を感じられ素晴らしい！

あかし蒸留所について

参照：ジャパニーズウィスキー 第二創世記　（2017）和智英樹(著),高橋矩彦 (著)

江井ヶ嶋酒造は、清酒を作る日本式酒蔵と、ウイスキーを作る蒸留所が一万6800坪の敷地に整然と並ぶ。

会社設立は1888年と古く、資本金30,000円で5代目卜部八右衛門の弟、兵吉が独立して清酒、神鷹、日本魂、百合正宗で有名な酒蔵として出発した。

1919年にウイスキーの製造免許を取得後、洋酒を発売している歴史ある酒蔵だ。

1964年、清酒作りと、ワイン作りの繁忙期を避けて、夏の間に蒸留を行われた。

蒸留は江井ヶ嶋酒造の日本酒の杜氏がかねており、糖化、発酵のスピードを微妙にコントロールする清酒作りで培われた繊細な技術は、ウイスキーの生産にも同じように役立ったと言う。

1984年、スコットランド地方の様式を取り入れた新ウイスキー蒸留所を竣工し、独自の蒸留で特徴あるボトルを生産している。

設備は、鉄製とステンレスの糖化槽は同じ4500リットルの容量、ステンレス製の発酵性は、2万リットルが4基。

初溜釜は5000リットル、再溜釜は3000リットルの容量。

生産に携わるスタッフは流動的だが、4から6人。

ウイスキーに関し、この陣容で春から夏にかけ、モルトウイスキーのニュースピリッツを60から80キロリットルを生産する。

大麦麦芽は英国から厳選されたものを取り寄せて、糖化、発行、蒸留を行う。

仕込み水は清酒用と同じ地下水を使用する。

グレーンウイスキーは海外から輸入しブレンド、有明産業などから購入したリペアー済みのバーボンバレルや新樽に移し、広大な自社ウェアハウスで熟成を図る。

現在は、生産が需要に間に合わない状態が続くが、急激な増産体制を組むには至らない。

まとめ

ドンキで時々ハイボール用に買っていたあかしのレッドとブラック。

あまり印象がなく、そうこうしているうちに、あれよあれよとあかしからいろんな試みのウィスキーがネット上にでるでる。

以前、オロロソシェリーカスクフィニッシュなる高価格のものを飲みましたが、ほぉ、今回のこのシングルモルトが基となってるわけやね、と興味深かったです（今回のもシェリー樽フィニッシュですが…）。

いやぁ、いろんな試みでいろんな美味しいものを出していただくのはありがたいのですが、いかんせん量産体制をしかないらしいので、価格が上がる上がる…

どうにかならんかね…

ではでは今日も夜な夜な琥珀色、また！