スコッチ

【カリラ12年】のレビュー!

satoimotaro

ボトラーズで色々な種類がいっぱい出てるねぇ

サトイモの感想:煙と爽やかリンゴ!

好き度:8/10

コスパ:9/10 参考価格¥4000~4500円(22/9→24/4 ¥6000円前後↑)

おススメする人
  • 煙と爽快な青フルーティさを両立したい方
  • アイラの最も中間な存在を感じたい方

香りクリアでスモーキィ、若干の潮気、柑橘系のフルーティーさとりんご、カスタード、バニラのような甘味

味わいスモーキィではあるがライトで、甘くフルーティ、フローラル感も

ロック、ハイボールにすると、すっきりとしたフルーティ感が広がる!

青いフルーツ感が表にでてきて煙が薄まり、リンゴ感が前面に出てきて面白い

satoimotaro

クオリティ高い!

カリラ蒸留所について

参照:世界のウィスキー図鑑 デイブ・ブルーム/著

  :シングルモルト&ウィスキー大事典 肥土伊知郎/監修

  • 主なブレンド先:ベルズ、ジョニーウォーカー、ブラックボトル
  • 年間生産量:700万ℓ

ゲール語で「アイラ海峡」を意味する。

現在年間生産量は約400万リットルで、アイラ島では最大規模。

仕込み水は約1.5キロ離れたナムパン湖からヨードたっぷりの水を引いている。

環境に配慮して冷却水の循環システムを構築し、この水を冷やすためにさらに海水を汲み上げて冷却する方法をとっている。

アイラ島に2か所あるフェリー発着所の一つ、ポートアスケイグ港からさほど離れていないが、港から出航するまではカリラ蒸留所の存在に気づかないだろう。

1846年、ヘクター・ヘンダーソンによって創建された。

それ以前に2つの蒸留所計画を失敗させたヘンダーソンは賢明にも、崖が迫り、スコットランドでも最も速い潮波の起こる海峡を目の前にした海岸に、ウィスキー作りの可能性を見出した。

いまでもそうだが当時からアイラのシングルモルトは人気が高く、世紀が進むごとに重要性が高まっていった。

そして、ブレンダーたちは、ブレンデッドウィスキーにわずかなスモーク感を加えるだけで、複雑さと、かすかにミステリアスな風味を生みさせることを知った。

カリラはアイラ島最大の蒸留所でもあるにかかわらず、多くの点で最も無名な存在だ。

屈強な個性への注目を絶えず競い合いつつも静かなる島の男といったところだ。

マネージャーのビリー・スティッチェルは、この冷静沈着な個性の化身である。

ブレンディング用ウィスキーとしての役割が重視された結果、カリラの古い蒸留所は1974年に取り壊され、現在の大きな工場が新設された。

スコティッシュモルトディスティラーズ社(SMD)独自の車のショールームのようなウィンドウが施されたスチルハウスのデザインが非常に効果的だ。

スコットランド中のスチルハウスでも屈指の美しい眺望を誇り、アイラ海峡からパプス山まで見わたせる景色を縁取るように、大きなスチルが並んでいる。

カリラのモルトはスモーキーさが控えめだ。

クレオソートとキルダルトン海岸の海藻が、スモーキーなベーコンと貝殻、そしてグラッシーな香りへと姿を変えた

ラガブーリン蒸留所と同じモルトが使われているにもかかわらず、ピーティ感はさほど強くない

マッシングの手法から発酵、そして何より重要なスチルのサイズとカットポイントまで、カリラではあらゆる工程が他と異なっている。

モルトに含まれるフェノール成分の体積分率(つまりピーティさの度合い)を知っていると、雑学クイズ番組では優勝できるかもしれないが、カリラに関しては何の意味もない。

というのも製造過程でピーティが消えてしまうからである。

あるいはフェノールがゼロということもありうる。

なぜなら、1980年代以来、年間の一時期、ピートの効いていないモルトを使うことがあり、蒸留の手法もかえているのだ。

またときおり新鮮な青いメロンの特徴を持つ製品が発売される。

静かなる男は常に驚かせてくれる。

まとめ

生産量が豊富なおかげで、近年ボトラーズボトルでたくさん目にするようになりました

それもここ10年くらい前からの話だそうですね。

以前はシングルモルトが世に回ることはまれだったとか…

サトイモはフィンラガンのカスクストレングスを飲んだ時に、その美味しさにびっくりしたのを覚えています。

中身が某カリラということで、オフィシャルを飲んだことがなかったので、今回はとてもワクワクして飲まさせていただきました

他のボトラーズ商品もてごろなものから手を伸ばしたいと思わせる間違いない逸品

今度はカスクストレングスフィンラガン、マクタラあたりを試してみようか。。

楽しみが広がりますね!

今日も夜な夜な琥珀色、ではまた!

ABOUT ME
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コロナ禍で沼にはまる。蒸留所の歴史やボトルに込められた情熱に想いを馳せながら夜な夜な琥珀色を求めて旅を続けています。