インド、台湾、オーストラリア

【カバラン№1】のレビュー!

satoimotaro

高評価の嵐、台湾のカバランのお味は?

サトイモの感想ウマ~!!

好き度:9/10

コスパ:10/10 参考価格¥4500円前後(22/12→24/4 ¥5000前後→)

おススメする人
  • 話題の台湾ウィスキーカバランシングルモルトを手軽に試したい方
  • 白州が好きでも高いし出回らないとお困りの方
  • 若くてもしっかりした味わいをお求めの方

香り:フルーティ、開けたてはそこまでトロピカル感は抑えめ、リンゴ、梨のよう、ファーストインパクトは白州

 グラスの余韻は杏

 開栓1週間後、パイナップルフレーバーが顔を出す!

味わい甘くスムーズ、ミディアムボディ、フルーティでウッディさも

ロックにすると、ハチミツのような甘味とシェリー系の味わいに変化、不思議…

ハイボールが無茶苦茶美味い!トロピカルフレーバーが弾ける!

satoimotaro

こりゃ、美味い!コンペで賞総なめの理由がわかる!

カバラン蒸留所について

参照:世界のウィスキー図鑑 デイブ・ブルーム:著

   スコッチウィスキー・トレイル (2016)

  • 年間生産量:1300万ℓ

フード&飲料の複合企業のキング・カー社が所有するカバラン蒸留所の建設は、スコットランドはロセスのフォーサイスに(必然的に)工事を委託して2005年4月に始まった

完成した蒸留所は2006年の3月11日に創業を開始した。

今やカバラン蒸留所は尊敬を受けるメーカーであり、また「熱帯での熟成効果」というウィスキー科学の新たな分野を扱う研究所でもある。

ここでの年間の平均ロスは15%だ。

足を踏み入れると樽から蒸発するウィスキーが目に見えるようで、頭上の天国で天使の聖歌隊が酔っ払って騒ぐのが聞こえてきそうだ。

この場所尾選んだ理由は2つあります」とブレンダーのユー・ラン・「イアン」・チャンは説明してれくた。

「雪山山脈の天然水が蒸留所の地下に溜まっています。それに宜蘭県の75%が山地なので空空気がきれいでスピリッツの熟成に最適なんですよ」

チャンは最初からクリアなフレーバーのラインを造るつもりだ。

これは発酵槽に2つの酵母を加えることで得られるという。

市販の酵母と、蒸留所周辺に生息する野生酵母から分離した酵母を混合します。こうするとカバランのニューメイク・スピリッツの特徴であるフルーティな個性ーマンゴー、青りんご、チェリーなどが生まれるのです」

2回蒸留の後、フルーティなニューメイクは木材を複雑に合わせた樽で熟成される。

樽を選ぶのはチャンがメンターと呼ぶジム・スワンである。

樽はアメリカオークがベースだがシェリー、ポート。ワイン樽も使う。

チャンとスワンの一番の狙いは、複雑な風味も育てつつこの急速な熟成環境を利用することだった。

蒸留によって消えない香味を残さねばならなかった。

ここはマイクロ蒸留所ではない。

カバランは年間1300万ℓのウィスキーを生産でき、設備拡張の予定もある

それに情報提供的な一面も備えている。

毎年100万人が見学に訪れ、テイスティングルームも設置された。

現在は定期的にウィスキーショーを世界に向けてアピールも行っている。

カバラン蒸留所は「地方の変わり種」などではなく、身の回りの条件ー気候や酵母に限らず、広く台湾のグルメ文化を詳しく研究してこれだけの業績を上げた世界的リーダーと言っていい。

ここで造られるのは単なる台湾産のウィスキーではなく、台湾でしか作れないウィスキーなのである

まとめ

初カバラン!!

久しぶりにテンションが上がったウィスキーとなりました。

みずみずしくもしっかりした味わい、白州のように洋ナシリンゴ感のフルーティを感じさせるかと思いき、少し時間が経つと南国パイナップルの香りがでてきて不思議な体験でした!

№2もお店に出てるようなので良いタイミングで試したい!

たくさんのカスクフィニッシュものやコンサートマスターシリーズがでてるのでこれからも要注目の蒸留所決定でした!

では今日も夜な夜な琥珀色、また!

ABOUT ME
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コロナ禍で沼にはまる。蒸留所の歴史やボトルに込められた情熱に想いを馳せながら夜な夜な琥珀色を求めて旅を続けています。