日本を代表する銘柄だね!
サトイモの感想:あまぁい香りのシェリーフルーティ!
好き度:8/10
コスパ:4/10 参考価格¥13000~15000円(22/6→24/2 ¥17000前後↑)
定価(¥4500円+税)であれば 10/10
(コンビニなどに時々、この180mlミニサイズが¥1250円+税で買える)
- シェリー、フルーティ、微かなピート、バランスを求める方
- ジャパニーズの系譜を堪能したい方
- スコッチと違う毛色の味に行きたい方
香り:シェリーの甘い香り、レーズン、オリエンタル香(線香)
味わい:若干刺激あるがスムース、甘さが主張するが、タンニンの渋みやフルーティさ、シェリー感など複層的で面白い
コンビニでミニボトル見たら即買いだね!
山崎蒸留所について
参照:世界のウィスキー図鑑 デイブ・ブルーム:著
別の視点で知りたい方はウィスキペディア要約で
1923年、鳥井信治郎は、様々な理由で、京都と大阪港を結ぶ道路の近く、猛スピードで新幹線が行き来する道路の向こう側、天王山のふもとに蒸留所を建設した。
3つの川が合流する地勢もあり、水を大量に確保できる。
なにより、ここの水は、16世紀にわび茶を完成させた千利休が、良質な水を求めて最初の茶室を建てたといわれる地。
山崎蒸留所は3回建て替えられており、一番最近では2005年に改築が行われた。
スコットランドには118以上の蒸留所があり、互いにウィスキーを融通しあっていて、ブレンダーは多種多様なスタイルから必要なものを選び出せる。
日本では、原酒の交換はほぼ行われない。(近年、クラフト蒸留所間では行われている)
ブレンドするために様々なウィスキーが必要ならば自社内で造るしかない。
蒸留所は、2つの糖化槽を備え、ピート香が濃厚な大麦と淡い大麦を糖化することで驚くほどクリアな麦汁ができる。
これに2種類の酵母を加え、木製(風味が出る長めの乳酸発酵によいとされる)とスチール製の発酵槽で発酵させる。
蒸留装置は圧巻だ。
8対のスチルが鎮座し、どれも形と大きさが違う。
ウォッシュスチルは全て直火式で、1つはワームタブを備えている。
熟成にはシェリー樽(アメリカオークとヨーロピアンオーク)、バーボン樽、新樽、ミズナラ樽の5種類を用いる。
こうした環境下で、シングルモルトへのアプローチも方法を様々に変えることができる。
スコットランドの蒸留所だと、1つのスタイルで製造するケースが多いので、簡単にいえば18年物と15年ものの違いは3年の月日と、樽材の木香だけだ。
山崎では、各年の出来は構成要素によって異なる。
山崎18年は12年より単に熟成期間が6年が長いのではなく、それぞれ違うレシピで様々な原酒を合わせ、6ヵ月マリッジさせた上でボトリングしているのだ。
面白いことに、これほどバリエーションが豊富なのにも関わらず山崎のウィスキーには共通する特徴がある。
舌の中央にウィスキーを少量溜めた時、決まってフルーツ香が現れる。
その香りは、大胆なシェリー香やミズナラのお香にも似た香りとも合い、際立つ酸味がスピリッツの芳醇さの対旋律を演じている。
鳥井信治郎が日本の消費者のニーズにあうライトな風味を工夫した初期から、継承者佐治敬三の時代、より強い個性を求めるモルト好みの消費者が増えた今に至るまで、まさに日本のウィスキーの変遷を体現したウィスキーだ。
まとめ
1984年に2代目社長佐治敬三氏とチーフブレンダー佐藤乾氏が2年かけて開発されたのが、サントリーピュアモルト山崎。
1986年には山崎12年が発売されたそう。
日本のシングルモルトの歴史を開いたサントリーとニッカですが、サントリーが初めに出したのが、山崎シリーズ!
その歴史はスコッチに比べ浅いですが、ジャパニーズウィスキーの歴史を紐解くうえでは避けては通れない存在です。
しかし、昨今のプレ値はすごいですね。1年前までは山崎NVが¥6000-8000円で買えたと思うのですが、今では1万を超える。。。
12年、18年は当分、夢です。。。
ブームがさって適度に需要と供給のバランスが整ってほしいですよね。難しそうですが、、、。
ミニボトルをちびちび飲みます。
では今日も夜な夜な琥珀色、また!