キャンベルタウンの18年もの…
サトイモの感想:すごいフルーティに仕上がってるよ!
好き度:10/10
試してみる価値度:10/10 参考価格¥18000円前後
- 中価格帯の円熟をおもとめの方
- スウィート、リッチフルーティが大好きな方
香り:完熟の黄色いフルーツ、トロピカルフレーバー、黄桃、しっとりハチミツ、シェリーの甘い赤い果実感、柑橘、スパイシーさも
味わい:フルーティスウィートの極みを感じる素晴らしい味わい、非常にスムーズなのに味わいは重い、フルーティな甘みが口いっぱいに広がる、スパイシーさもあり、シェリーの甘みと樽の影響が意外に強くなくしつこくない、若干の潮気
まろやかリッチで長熟のお手本のような一本!
グレンスコシア蒸留所について
参照:スコッチウィスキー・トレイル (2016)
:世界のウィスキー図鑑 デイブ・ブルーム:著
- 年間生産量:75万ℓ
- 主なブレンド先:-
最盛期、このキャンベルタウンには30以上の蒸留所があり、世界のウィスキーの都として名をはせた。
1920-33年のアメリカの禁酒法のあおりをうけ、ほとんどが閉鎖をよぎなくされた。
キャンベルタウンで生き残っている、スプリングバンク蒸留所(スプリングバンク、ロングロウ、ヘーゼルバーン)、グレンガイル蒸留所(キルケラン)が生み出すウィスキーに比べ、これぞキャンベルタウンという個性はないが、柔らかで上品なウィスキーを生み出す。
グレンスコシアはスコットランドでも定義しづらい蒸留所に名を連ねる。
元の所有者で借金苦から海に身を投げたダンカン・マッカラムの幽霊が出るということで有名だ。
現在はロッホローモンド・ディスティラリー社の傘下にあり、1999年からフル操業しているが、スプリングバンク蒸留所の支援は一切うけていない。
まとめ
まろやかでリッチ、フルーティでスウィート、スムーズだが旨味コクがしっかり…
素晴らしい1本に、また出会ってしまいました。
長く寝かせたら必ずうまくなるわけではない、若いのでも長熟に負けないものもある、などなど聞かされているので、けっこう値段との闘いとなる挑戦になるわけですが…
やはり美味い!
たくさん長熟ものを飲んできたわけではありませんが、今まで長熟を買って飲んできて必ず得るものがある、良い買い物だと思っています。
栗林幸吉さんの「ウィスキーは時間を飲むものなんだよ」
の言葉が響きますね…
ではでは今日も夜な夜な琥珀色、また!