スコッチ

【グレンフィディック12年】のレビュー!

satoimotaro

シングルモルト売上一位!

サトイモの感想:青りんご~

好き度:8/10

コスパ:8/10 参考価格¥4500円前後

おススメする人
  • シングルモルトとやらを飲んでみたい人
  • 青りんごのフルーティさを味わい人

香りさわやかフルーティ、青りんご、洋ナシ、シトラス

味わいスムーズ、華やかでフレッシュな青りんご感が口の中に広がる、少しのハニー感シトラスのさわやかさがパーフェクト!優しいライトタイプ

  • 感想

初心者が飲むシングルモルト入門としてよくおススメされますが、まさに!といった味わい。加水すると、味わいのフルーティ感は少しぼやけるが、香りが一気に開いて素晴らしい!

ボトル情報

アメリカンオーク樽とスパニッシュオーク樽で12年以上熟成。

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いつ飲んでも、安定の味わいだよねぇ

グレンフィディック蒸留所について

ー参照:世界のウィスキー図鑑 デイブ・ブルーム:著

   :ウィスキー完全バイブル 土屋守:監修

  • 年間生産量:1400万ℓ!!
  • 主なブレンド先:グランツ・ファミリーリザーブ

ゲール語で、”グレン”は””を意味し、”フィディック”は”鹿”を意味する。

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ボトルデザインの鹿は名前が由来なんですね。

世界最高のシングルモルト売上高を誇り、1969年、見学者にいち早く門戸を開いた。広大な敷地には自前の樽工場と銅器工場、瓶詰め設備、多くの熟成庫、3棟の蒸留所がある。

現代的なシングルモルトブランドであるグレンフィディックは、大規模な設備とは裏腹に、古くから自給自足の精神を保ってきた。

創業者ウィリアム・グラントは、ダフタウンの仕立て屋の息子だったが、20年間モートラック蒸留所に勤め、その後1886年にグレンフィディック蒸留所を創建

以来ずっと子孫の一族によって経営されている。

カーデュ蒸留所から買った小さなスチルから最初のスピリッツが流れたのは、創建翌年のクリスマス。

1963年シングルモルトを業界で初めて市場に投入したことで有名なグレンフィディックだが、当初は批判を浴びた。

(ブレンデッドが主流になる前は当然シングルモルトを売っていたことになるので、”市場に投入した”という意味で初の蒸留所といえる)

しかし、爽やかでライトな飲み心地が大好評となり一躍有名になる。

グレンフィディックはライトなつくりが特徴だが、スチルは小さい。

通常、小さなスチルからはヘビーでしばしば硫黄分を含むニューメークが生まれるはずだが、香りをかぐと、青草、青りんご、梨の香りであふれている。

アルコール数が高い状態でカットするので、こうしたエステルっぽいスピリッツが作られる、とマスターブレンダーのブライアン・キンズマンは話す。

樽材の管理の大幅な改善と樽の組み合わせを再調整したことで、以前よりはるかに統一感のある商品構成となった。

ヨーロピアンオーク由来の一貫性があり、熟成年ごとに個性がゆっくり変わる

1988年ソレラシステム「15年」に導入するという革新的なアイデアを具現化する。

シェリー産地ヘルスで行われる手法を応用したこのブレンド技術は、瓶詰めの際に樽から抜き取る量を樽容量の半分以下にして、不足分をバーボンのリフィル樽70%、ヨーロピアンオーク20%、そして初めて使われた樽から10%という割合で補充するもの。それらによって独特でやわらかな口当たりをもたらす。

グレンフィディックが持つ長期的な熟成能力のカギは、こうした多岐にわたる改善能力にある。

そして、それらが商業的な成功の秘密でもある。

まとめ

蒸留所について学ぶと、今のグレンフィディックがあるのは、やはり歴史に裏打ちされた絶え間ない挑戦と努力なのだと感じました。

ライトな味わいを生み出すために、ヘビーな歴史が裏支えしている…そんな蒸留所を想いながら飲むグレンフィディックは最高ですね。

今日も夜な夜な琥珀色、ではまた!

ABOUT ME
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コロナ禍で沼にはまる。蒸留所の歴史やボトルに込められた情熱に想いを馳せながら夜な夜な琥珀色を求めて旅を続けています。