スコッチ

【ベンロマック10年】のレビュー!

satoimotaro

色んな賞を総なめにしたというボトル、期待があがりますね!

サトイモの感想:華やかパーフェクト!

好き度:9/10

コスパ:9/10 参考価格¥5000~5500円(22/7→24/2 7000円↑) 

おススメする人
  • ハイランドパークが好きな方
  • フルボディウィスキーの全ての要素を感じたい方

度数:43%

香りナッツ熟したフルーツハチミツ感の甘さリッチで華やか、しっかりとしたピート香

味わい濃厚クリーミーなのにスムーズ、麦感、ピーティ、シェリー、完熟のフルーティ感、全てが完璧にバランスを保っている。。

satoimotaro

これまた、パーフェクトバランスの銘品!

  • ボトルの一口メモ

・選び抜いた高品質のシェリー樽バーボン樽で熟成した後、オロロソ・シェリー樽にてフィニッシュ

・各バッチの一部を次バッチへ混ぜる「ソレラ方式」で生産する。

ベンロマック蒸留所について

参照:世界のウィスキー図鑑 デイブ・ブルーム/著

  • 主なブレンド先:なし
  • 年間生産量:50万ℓ

1898年、スペイサイドの北西、歴史の町フォレスにある極小蒸留所。

1980年代初頭のウィスキー不況の犠牲となって1983年に閉鎖され、抜け殻になった。

1994年に瓶詰め業者のゴードン&マクファイル社が買収

1998年に操業開始。

蒸留所内にあるマッシュタンも木製のウォッシュバックもスチールも、外にある冷却機も全て新設された。

GM社が直面した疑問は、ゼロから始めて新しいウイスキーを作るべきか以前のスタイルの再現に努めるべきかと言うことだった。そして興味深いことに、両方を成し遂げた。

1940年から1950年代の味わいを見事に再現したともいわれる。

ニューメイクには古いスペイサイドの影響が見られる。

当時のスペイサイドはたとえライトなタイプでも深い味わいとスモーキーな風味があった

おそらくモートラックやグレンファークラス、あるいはバルメナックほどヘビーではないが、スーパーライトの種類は明らかに濃厚だ。

ウイスキー供給マネージャーを務めるイーウェン・マッキントッシュは話す。ベンロマックの再装備を始めたとき、われわれは1960年代以前のスペイサイドの典型タイプのシングルモルトを作ろうと決めたんだ

その結果は、謎に満ちていた。

例えばスチールの形状は以前と異なり大きさも小さい。しかし以前のニューメイクと現在の体制で作ったニューメイクを比較したところ、共通要素があったと言う。

以前と変わらないのは仕込み水の水源とウォッシュバックに使われた木材の1部だけだと彼は言う。

すべての設備を変えたとしてもなぜかベンロマックに宿る何かが、常にベンロマックらしいウイスキーを生み出すと言うことになる。

スコッチ自体にもちょっとした謎があって、シングルモルトの特徴がどこから生まれたのか、完全な説明がつかないと言われている

新しいベンロマックはワイン樽で後熟させたり、樽は新しく、無農薬製品もあれば、ウッドスモークが豊かでピート香が強いタイプもある。

濃厚でクリーミーなOriginsシリーズは100%ゴールデンプロミス種の大麦が使われている。

まとめ

箱にはこれみよがしに8冠ウィスキーと書かれています。

謳うねぇ、ちょっと謳いすぎじゃない?とハードルが上がるのを自分の中で下げようと努力しつつ、恐る恐る飲みました(笑)

・・・・・めちゃ美味かったです

なんだか色々な要素が含まれてサトイモごり押しジョニーウォーカー・グリーンラベルを想起しました。

濃厚、麦、フルーツの華やかさ、ピート全てがうまくバランスを保っている

シングルモルトでこういう要素がすべて詰め込まれるのはなんでなんでしょう?

これは、ちびちびじっくりいきたいやつ用、確定しました。

ゴードン&マクファイル社、再建してくれてありがとう!

今日も夜な夜な琥珀色、また!

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コロナ禍で沼にはまる。蒸留所の歴史やボトルに込められた情熱に想いを馳せながら夜な夜な琥珀色を求めて旅を続けています。