スコッチ

【バランタイン17年リミテッド】の評価!

satoimotaro

キーモルトのミルトンダフがかなりブレンドされてるらしいよ?

サトイモの感想:うん、美味い!

好き度:8/10

試してみる価値度:8/10 参考価格000~6000円 

おススメする人

通常のバランタイン17年が好きな方

ミルトンダフを感じたい方

香り芳醇で優雅、乾いた植物感、スウィート&フルーティ、フローラル、レーズン、ミルクキャラメル

味わいなめらかスムーズ、スウィートで若干ピーティも、スパイシーさもあり、系統はいつもの17年とほぼおなじだが、より奥行きがあり、ミルトンダフメインで複雑さは抑えられるかと思いきやより複層的な味わい、やや内側にこもる方向性

少しの加水で甘さが際立ちよりスムーズ、メローに

2013年リリース。バランタイン17年のキーモルトとして、当時ミルトンダフだけがシングルモルトとして市場で見かけることが少なく。貴重なリリースと言われていた。

  • 通常バランタイン17年の4つのキーモルト

スキャパ第一印象、最初にパット口に広がる果実、花のような香り、軽やかさ

ミルトンダフ骨格、力強くしっかりとしたブレンドの基礎を形作る

グレンバーギー中核、ブレンドの中心、フルーティでスウィート

グレントファーズフィニッシュ、なめらかで繊細な後味、ベリー系の味わい、ナッツ

satoimotaro

ミルトンダフの個性、忘れたなぁぁ…

安価にボトラーズでミルトンダフ↓

バランタインからのオフィシャル↓

終売のこれ↓

バランタインについて

1822年13歳のジョージ・バランタインはエディンバラで食料品とワイン、ウイスキー類を扱う商人アンドリュー・ハンターのもとに年期奉公の修行に出る

ジョージが奉公修行に出た翌年、ウイスキー蒸留認可制度により、密造時代は終焉を迎え、1824年には新しく認可を受けた蒸留所が次々と誕生していく。

1827年、ジョージ・バランタインは徒弟奉公を終え、エディンバラのカウゲートに小さな食料品店を開いた。

サービスと品質のよさでバランタイン社の商売は繁盛する。

1853年、エディンバラでウイスキー商を営むアンドリュー・アッシャーが、熟成期間の異なるさまざまなモルトウイスキーを混ぜ合わせたヴァッテド・モルトウイスキーを製造

アッシャーの友人であったジョージ・バランタインは、この発見と彼の苦心談に閃き、グレーンウイスキーとモルトウイスキーを混ぜ合わせブレンドの技術を磨き始めた

ジョージ・バランタインは長男であるアーチボルトに商売を任せ、ウイスキーのブレンディングに打ち込むためにグラスゴーへ移り住む。

世間ではブランデーを製造するためのワインの原料となるブドウが凶作となり、高級蒸留酒に飢えた上流階級の人々がブレンデット・スコッチに殺到した。

ジョージはグラスゴーでウイスキーの卸売りを軌道に乗せ、また、専門の知識を傾けて独自のブレンデット・スコッチの完成を目指した。これがのちのバランタイン17年の礎となる。

1895年ジョージ2世が父親から事業を引き継ぐその年ヴィクトリア女王がグラスゴーを訪れ、バランタイン社に王室御用達の称号を授与したのである。

1910年、バランタイン社はバランタイン・ファイネストを発売

1937年マスターブレンダーのジョージ・ロバートソンによってバランタイン17年は生み出された。

時は、ジョージ・バランタインがこの世を去って約50年の月日が経とうとしていた。

今から約80年前につくられたバランタイン17年の極秘レシピは、現在に至るまでほとんど変わっていない

1938年、バランタイン社はブレンディングに必要なグレーンウイスキーを製造するための蒸留所をダンバートンに建設する。

敷地内には、小さなモルトウイスキー蒸留所や広大な貯蔵庫、そしてブレンディングやボトリングのための工場が併設された。

1950年代初頭、海外出張した日本のビジネスマンが17年を土産として持ち帰り、その評判が高まっていた

1986年バランタイン社のウイスキー販売量が世界第3位となる。

バランタイン社のある一人は「味が落ちずに、これほど変化に対応することができるのは、飛び抜けて良質なウイスキーだけなんだ」と語る。

まとめ

ミルトンダフ多めブレンドのリミテッド17年!

大好きな17年との相違をはかろうと、何度も飲み比べするのですが、違いといえば、こちらは内側にこもったオールドパー的な方向性…

美味いのは間違いない!

17年の華やか、リッチフルーティ、かすかにスモーキーなバランス良しがはっきり味わえる逸品。

このボトルは終売ですが、こうした試みを最近は定期的にリリースするので、これからも要チェックですね。

ではでは今日も夜な夜な琥珀色、また!

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コロナ禍で沼にはまる。蒸留所の歴史やボトルに込められた情熱に想いを馳せながら夜な夜な琥珀色を求めて旅を続けています。