アイリッシュ

【カマネラ】のレビュー!

satoimotaro

グルーンでキュートなボトルのカマネラ、アイリッシュいただきます!

サトイモの評価スモーキィと森!

好き度:7/10

コスパ:8/10 参考価格¥3500円→¥4500円 (22/5月→24/2月)

おススメする人
  • 炭と森を一緒に感じたい方
  • 変わりだねのアイリッシュ、もしくは変わったスモーキィをお探しの方

香り薬品のようなピーティフレーバー、次にフルーティさと森林のような青々しい感覚

味わいピートががつんとくる、アイリッシュなのにほぼアイラ。チョコレートのようなウッディさ、ドライでスパイシーさも感じられる。

カネマラの情報

3回蒸留が一般的なアイリッシュの中で2回蒸留、しかも唯一ピーテッド麦芽を使う

フェノール値14ppmの麦芽を使用する

異質なアイリッシュ。ほぼ現在のスコッチの作り方で味わいもアイリッシュとは全く異なる。

一般的な連続3回蒸留のアイリッシュは、軽快で爽やかな飲み口、スムーズ&メローが特徴だが、カネマラは個性が強いアイリッシュとして認知されている。

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かわいい見た目に騙されて飲むと痛い目にあう!

クーリー蒸留所について

https://www.suntory.co.jp/whisky/irish/connemara/distillery/

地図的にややこしいのですが、カネマラを冠するカネマラ地方はアイルランド最西部にあり、ピートの産地になります。

クーリー蒸留所はアイルランドの最東部、北アイルランドの国境近くにあります。

つまり、カネマラ地方にある蒸留所ではないんですね。

クーリー山のスリーヴ・ナ・クロークに湧く見事な軟水で仕込んだのが、カネマラになります。

クーリー社は1987年、クーリー半島にあったスピリッツやアルコール燃料を製造する国営工場をジョン・ティーリングが買収し設立。

ティーリングはアメリカ・ハーバード大学で祖国アイリッシュウイスキーの歴史研究をした人物。栄枯盛衰によって失われたかつてのアイリッシュ・ブランドの再興を事業コンセプトとしました。


ポットスチルを設置して、1989年からウイスキー製造をはじめたまだ新しい蒸溜所。

元アルコール工場であったために連続式蒸溜機もそのまま残っており、グレーンウイスキー製造もおこなっています。

製品には「カネマラ」の他に

  • シングルモルト「ターコネル
  • ブレンデッド「キルベガン

などをはじめ、シングルグレーンも製品化しています。

歴史は浅いですが、すでに国際的な酒類コンテストで多数の受賞歴があり、注目を浴びつづけているブランドでもあります。

貯蔵熟成においては、アイルランドの中心部、内陸のキルベガンにもウィスキー貯蔵庫を有しているので海沿いと内陸の異なる環境で熟成を行うことができます。

まとめ

筆者は、アイリッシュというと没個性の飲みやすさ重視のものしか飲んだことがありませんでしたが、カネマラは癖が強い一本でした。

開けたては刺激的でしたが、開けて時間をおくと、フルーティさが全面にでてきて、フローラル、華やかさをまとった面白いアイリッシュでした。

アイリッシュも最近、いろんなウィスキーが出てきているので、アイリッシュの旅にも出なければいけません、大忙しです、^_^;。

アイラの煙と飲み比べながら

今日も夜な夜な琥珀色、ではまた!

ABOUT ME
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コロナ禍で沼にはまる。蒸留所の歴史やボトルに込められた情熱に想いを馳せながら夜な夜な琥珀色を求めて旅を続けています。