インド、台湾、オーストラリア

【ポール・ジョン ニルヴァーナ】の評価!

サトイモの感想:変り者フルーティ

好き度:6/10

コスパ:7/10 参考価格¥3500~4000円(22/7→24/2 価格変化なし) 

おススメする人
  • 熱帯系ウィスキーに興味があり手頃な値段のシングルモルトを探している方
  • スコッチ、ジャパニーズ、アイリッシュなど一通り回ってしまった方
  • ウィスキー消費量世界第一のインドウィスキーを試したい方

香り:樽由来のエステル香、独特な香味、フルーティ、熟したトロピカル、ピーチ、マンゴー、ビールに感じる麦芽の香り

味わいアルコールの刺激はない、フルーティ、意外に若干の桜餅昆布干し芋

スコッチ、ジャパニーズにはない独特の香りと味わい、なぜか日本の慣れ親しんだ味わいが顔を出す

  • 一口メモ

・ブリュッセル国際コンクール2019スピリッツ部門で 最高金賞を受賞したり、世界的にも有名なスピリッツコンペティションで賞をたくさんとっています。

satoimotaro

なんだか面白い味わいだねぇ

【ルーレット】の感想!高コスパスコッチと並ぶ!

好き度:6/10

コスパ:7/10 参考価格¥1500~2000円前後 

おススメする人
  • 熱帯系ウィスキーに興味があり手頃な値段のものを探している方
  • 高コスパスコッチに一味変わったものを試したい方

香りアルコール感あり、カラメルの甘さ、フローラル感もある

味わいカラメル、麦感の甘み、若干のピート、イグサのような乾いた植物感、辛さはあるが味わいもある

ハイボールにするとコスパのよいスコッチと同じレベルに。

低価格のスコッチ、ジャパニーズにはない個性があり興味深い

蒸留所について

1992年「ジョン・ディスティラリーズ社」として創業。ワインやブランデーなどを手掛けています。

2008年、インドのゴア州に蒸留所設立

2009年モルトウィスキー作りを始める

創業者であり、現会長のポール・P・ジョン氏の名前がブランド名となっています。

ポールジョンは、インド産の六条大麦の麦芽が使用。

モルトウィスキーでは、二条大麦が主流ですが、六条大麦はデンプンの含有量が少なく、アルコール収量が減るというデメリットがあります。

その反面タンパク質の含有率が多く、旨味成分が増してリッチかつオイリーなウイスキーに仕上がります。

ピートにもこだわりがあり、アイラ産東ハイランド産の2種類を仕入れ別々に焚き麦芽をつくり分け

こうした様々な手間暇が質の高いウィスキーづくりに結実しているのかもしれません。

熱帯地方なので樽熟成では、年間にして平均8%がエンジェルズシェア(天使の分け前、いわゆる蒸発、、)で消えていきます。

一般的に2,3%といわれてるので、熟成が早まるといわれているので、短期熟成でも、長期熟成に負けない、美味しさが高く評価されています。

まとめ

現在、インドウィスキー消費量が世界一だそうです。

人口が世界1位に躍り出たのと、もともとインドはイギリスの植民地でイギリスとの貿易が盛んなことからウィスキー文化も浸透していったということでしょうか?

と、おもいきや、少し調べるとゴア州は1510~1961年までの451年間、ポルトガルの統治下にあったようです。

ゴア州民は条件を満たせばポルトガルのパスポートを持つことができたので、社長はヨーロッパに行き、シェンゲン協定下(EU加盟国のほとんどにノーパスで行ける)のスコットランドへ、蒸留所巡りができたそうです。

ポールジョンウィスキー2017年ごろ日本に上陸してきました。

そして、インドのウィスキー、おそるおそる飲みました、、。

意外にフルーティな味わい!

意外じゃなく予想通り不思議な味わい!?

なんだか混乱しますが、熱帯地域独特の香味が特徴のウィスキーでした。

アンピーテッドなので、ピーテッドタイプはどんな味わいを見せるかも気になるところです。

国によって香味が異なるのが面白いところですよね。

世界のウィスキー、これからが楽しみです!

では、今日も夜な夜な琥珀色、また!

ABOUT ME
satoimotaro
satoimotaro
コロナ禍で沼にはまる。蒸留所の歴史やボトルに込められた情熱に想いを馳せながら夜な夜な琥珀色を求めて旅を続けています。