ベンリアックやらベンロマックやら、ベンリネスやらベンネヴィスやら….混乱….
サトイモの感想:赤りんごフルーティ!
好き度:8/10
コスパ:8/10 参考価格¥3500~4000円(22/8→24/4 5200円前後 ↑)
- スペイサイド、フィディック、リベットの次を探している方
- 余市の赤リンゴフルーティ感が好きな方
度数:43%
香り:フルーティ、フレッシュで爽やかな赤リンゴ、麦感、ハチミツの上品な甘さ、バニラ感が奥に、熟した桃も若干
味わい:ミディアムボディ、フルーティ、スパイシー、シナモンの爽やかさ、麦感もしっかり
ボトル情報
・バーボン樽とシェリー樽、ヴァージンオーク樽でそれぞれ熟成された原酒をバッティング。
なぜか、余市と同じ赤リンゴ感を感じる!
- ボトルのラベルより
・バーボン樽、シェリー樽、ヴァージンオーク樽使用
・熟した洋ナシ、ネクタリン(うぶ毛のない桃)、麦の甘み、アーモンド、バニラ
ベンリアック蒸留所について
参照:世界のウィスキー図鑑 デイブ・ブルーム/著
- 主なブレンド先:シーバスリーガル、クィーンアンネ、100パイパーズ
- 年間生産量:280万ℓ
1898年、ブレンディングと取引を行っていたパティンソン社の倒産がおそらくは引き金となり、ウイスキー産業は地滑り的に衰退し始めた。
1898年にロングモーンの姉妹蒸留所として創業し、2年後の1900年に閉鎖された。
その後、再開したのは65年後のことだった。
休止中、ベンリアックのモルディングフロアに作られたモルトだけはロングモーンで使われていたが、4基あるスチルから再びスピリッツが流れ出たのは、新たなウイスキーブームの最中、ブレンディング会社の間に楽天的なムードが生まれてからだった。
再開後も脇役のままで、ブレンデッドウイスキーにいくらかスパイシーな果実味を加える程度の地味が存在だった。
2003年に再び閉鎖された時は、ベンリアックのジンクスまだ引きずっているように思われた。
しかし今度はバーン・スチュアート社の元社長ビリー・ウォーカー(2017年にはグレンアラヒー蒸留所も買収)と言う救済者が登場した。
やがて世の中に出回り始める。
複雑でスパイシーな個性があり、古い年代のものは口中で踊りだすような、見事な特徴を見せる。
こうした特性はリフィル樽で長時間じっくりと熟成されたウィスキーでなければ味わうことができないものだ。
ブレンダーたちは別としてもこれは飲み手にとって予想外の驚きだった。
現在は生産が非常に忙しい上に、シングルモルトの世界が多いに注目されている。
マネージャーのスチュアート・ブキャナンは、全てをバランスよく調整するのに5年かかったと語る。
目指すは香り豊かでフルーティーな甘さ。
こうした果実味は熟成庫にある段階でも、りんごの香りが強まってくる。
どんなウイスキーを作るにしても、重要なのは大麦の管理に尽きると考えている。われわれはカットを広めに回収するので、最初の甘い風味から後半の穀物香豊かな風味まで、良質なフレーバーを幅広く得ることができるんだ。
まとめ
スパイシーさがピーティであればほぼ余市なんじゃないかっていうくらいのリンゴ感!
公式のティステイングノートには洋ナシ、桃とありましたが、私はリンゴをすごく強く感じました。
桃は奥に感じるくらいかな。。
スペイサイドの良質なフルーティを十分に楽しませていただきました。
いやぁベンロマックやらベンリアックやら最近、似た名前のものを飲んだのですが、どれも美味い!し、個性がたってる!
スペイサイド、やはり恐るべし、、これからもお世話になります。。
ではでは今日も夜な夜な琥珀色、また!