シーバスリーガルミズナラ12年:サトイモの感想:女性のようなお酒!
好き度:7/10
コスパ:8/10 参考価格¥3500~5000円(22/7→24/2 価格の変化なし)
- 2000円から3000円の価格帯で失敗したくない方
- バランスのよいフルーティ、バニラが好きな方
- おススメしない人
・ミズナラ感をお望みの方(あまりミズナラ感は感じないので)
香り:華やかで上品、フルーティ、バニラ、カラメル、奥に熟した葡萄の香り
味わい:とても飲みやすい、青りんごを感じます。甘く、余韻は短いが後味は若干のスパイシーさ
ロックにすると素晴らしい!なぜかフルーティ感とフローラルが一気に開き、スペイサイドのシングルモルトかと見間違うほど化けた!
- 一口メモ
12年以上熟成のモルト原酒とグレーン原酒を日本の希少なミズナラ樽に後熟させたもの。日本限定販売で、2013年、日本のウィスキー好きのために造られたものです。
YouTubeのクロスロードラボさんでは、ブレンデッドウィスキーランキング堂々の1位でした。(1万円以下、ブレンデッドモルトウィスキー除く)
飲みやすくて初心者も玄人も好きそうな味わいだね!
ミズナラとは?
(ウィスキーライジング ステファン・ヴァン・エイケン著より)
木の内部に多くの水分を含む、“水楢”(ミズナラ)。
樽材の放射状の気孔をふさいでいるチロースが少ないため、他の木に比べ、水がしみだしやすい。
ミズナラの樽は液漏れする傾向がある。
それで、樽にするにはやや厚めに切る必要がある。
また、ヨーロピアン・オークやアメリカン・オークに比べ、節が多く、まっすぐに育たないため製作を困難なものにする。
そのミズナラの木を樽熟成に使うようになったのはなぜか?
太平洋戦争の最終時期、日本では輸入が途絶えていた。
戦時中、かなりのウィスキー需要があるにもかかわらず、ウィスキーを入れて熟成させる樽も入ってこなかったので、国内で代替品探しにせまられ、否応なくジャパニーズ・オーク、ミズナラに目が向けられたのである。
しっかりとした樽材として使うためには200年の歳月を経たものでなければいけない。
サントリーの前チーフ・ブレンダー興水精一氏によると、ミズナラの熟成のピークは20年くらいだという。
ミズナラ樽熟成のウィスキーに関するアロマは、一般的にビャクダンや線香やココナッツ。
シーバスリーガル12年:サトイモの感想:手軽にエレガントを味わえる!
好き度:8/10
コスパ:10/10 参考価格¥2500円
- 2000円台で華やかさをお求めの方
- 1000円前後格安ブレンデッドの次を買おうとしている方
- コスパ良く高品質のブレンデッドを飲みたい方
- シングルモルトを大体1周回って落ち着きたい方
香り:甘いバニラとキャラメル、ハチミツ、フレッシュというより熟したフルーティ
味わい:甘くフルーティ、丸いというかブレンドの凄みを感じる、フローラルさも感じ華やかな味わい
ストレートでも十分楽しめるが、ハイボールにすると各段に美味しい!下手なシングルモルトよりブレンデッドならではの滑らかさ、バランスの良さで2000円台ではアルボラリス(グレングラント)に次ぐコスパか。
- 一口メモ
・吉田茂元首相が、イギリス留学時代から亡くなるまで愛飲していた。
同じくYouTubeのクロスロードラボさんでは、ブレンデッドウィスキーランキングで7位でした。(1万円以下、ブレンデッドモルトウィスキー除く)
シーバス12年も安定の美味しさだよねぇ!
シーバスリーガルについて
世界150か国以上で愛されるシーバス・リーガル。
ジョニー・ウォーカー、バランタインと並ぶ世界売上3大ウィスキーの一つ。
1801年創業の高級食料品店からスタートした。
1843年にはヴィクトリア女王よりロイヤル・ワラント(王室御用達)の勅許を賜った。
1870年、自社ブランド「グレンディ」を出して評判となる。
1891年、グレンディを発展して作られたのがシーバス・リーガル。
リーガルは、「王家の」「極上の」という意味がある。
1938年、世界初の”12年熟成表記”を行い、以後は12年という酒齢が高級スコッチの一つの代名詞となる。
1950年、スペイサイドのストラスアイラ蒸留所を買収。
その後、グレンキース蒸留所を新設して、モルト原酒の含有率が高い”プレミアム・スコッチ”へと更なる発展を遂げる。
まとめ
とってもスムーズな口当たりとバランスの良いシーバス・リーガル12年。
サトイモは2000前後のウィスキーの中で一番好きです!
そして、ミズナラ12年。
バーボン樽のバニラ感とフルーティ感が際立ちます。
ミズナラがほとんどわからずでしたが、総評としては本当に美味しいウィスキーで、このミズナラをきっかけにウィスキーにはまるという人をちらほら聞くほどです。
シーバスリーガル18年のミズナラは、ミズナラ感どうなってるんでしょうか?
気になるところです。。。
では今日も夜な夜な琥珀色、また!