12年むちゃ美味かったからハードル上がるなぁ…
サトイモの感想:うん、やはり素晴らしい!!
好き度:9/10
試してみる価値度:9/10 終売品 現行品(¥15000前後 24/1/29)
- グレンギリー12年好きな方
- スコッチの良心、スペイサイド産のものを極めたい方
香り:リッチフローラル、紅茶、黄金糖、葡萄、葡萄の皮、洋ナシ
味わい:スムース、スウィート、意外にライトだが赤いフルーツがしっかりきいてる、甘さと渋みのバランスも最高
ロック、洋ナシの香りたつ、ウッディさが少し際立ち渋さも、総じてうまい
やはり美味かったねぇ…
現行品↓
グレンギリー蒸留所について
参照:世界のウィスキー図鑑 デイブ・ブルーム:著
- 主なブレンド先:-
- 年間生産量:137万ℓ
ギリ―とは、インバーウリーを中心として北西のストラスボギーまで広がる肥沃な土地で、18世紀後半から19世紀初頭にかけて土地改良された。
タップオーノスとミザータップの要塞跡がある丘を頂点とする、豊かな土地だ。
創業は1798年、20世紀になることディアジオ社の前身DCL社に吸収されたこの蒸留所は、近隣のアードモアとともに地元産のピートをたっぷり使い、あの独特なスモーキーウィスキー「ハイランダー」を生んだ。
1968年、DCL社はブレンド用のスモーキ―なウィスキーの増産を強いられたが、水不足からグレンギリーの生産量を増やすことはできないとして、この蒸留所を閉鎖して他へ目を向けた。
こうしてノーザンハイランドのブローラ蒸留所が再開された。
この地域は湧き水が豊富だというのに水が足りなかったのだろうか。
ボウモア蒸留所を所有するスタンレー・P・モリソンは別の考えを抱き、グレンギリーを買い取った。
そして地元の占い師(古来の知恵のルーツとしている)を雇い、新たに豊富な水源を見つけたのだ。
現在、この小規模蒸留所にある温室のようなスチルハウスでは、ピート香のないスピリッツが作られているが、コクのある特徴が保たれている。
小ぶりなスチルは力強く迫力のあるウィスキーを生む。
「ニューメイクに求めるのはミ―ティで牛脂のような特徴だ。「ファウンダーズリザーブ」に使われるころにはこの特徴が消えて、豊かな深みが残る」
モリソン・ボウモア社のモルトマスター、イアン・マッカラムは言う。
「私から見ると、グレンギリーは陽気でたくましい」少しもスクランキーなウィスキーではないのだ。
長い間、わき役としてみじめな日々を過ごしてきたグレンギリーは生まれ変わって新たな表情を持つようになり、さらに可能性がある。
「寡黙にして秀逸といったところだね」とマッカラムは続ける。
「いわゆる未知の宝石なんだ」その言葉はそのままこの地域全体にも当てはまる。
まとめ
ダークホース的うまさでたまげたグレンギリー12年の15年もの。
そして、旧ラベルのボトルがサトイモのもとに…
うますぎて、高いのにすいすいいってしまう罪なやつ…
冬の夜長にシェリー系できめたい人、おススメです!
ではでは今日も夜な夜な琥珀色、また!