以前は不評だったというロッホローモンド、現在はどう?
サトイモの感想:スコッチの中でも異質な美味しさ!
好き度:9/10
コスパ:10/10 参考価格¥3500~5000円(22/7→24/2 価格変化なし)
- 個性的だが飲みやすいスコッチを求める方
- フルーティ系から次に進みたい方
香り:湿りっけを感じるような独特な甘さ、フルーティ、青りんご、シトラス
味わい:なめらかな口当たり、非常にスムーズ、あっさり、スパイシーさも伴うフルーティさ、ウッディさハチミツの甘さ、若干のレーズン感
ロックが良い! 香りは弱くなるが、フルーティさとシトラス感が増し、上品な味わいに化ける!
- 公式のボトル説明
最高級のオーク樽で丁寧にマリッジを行うことによる、アロマとフレーバーの完璧な調和。エレガントでフルボディなウィスキーが生まれました。
ハイランド、ローランド、スペイサイド、どこにもない味わいだよねぇ
ロッホローモンド蒸留所について
参照:世界のウィスキー図鑑 デイブ・ブルーム:著
ロッホローモンド蒸留所公式ページ
- 主なブレンド先:ロッホローモンドシグネチャー、ロッホローモンドリザーブ、ハイコミッショナー
- 年間生産量:モルト400万ℓ グレーン1800万ℓ
1814年、ローモンド湖の北端「ターバート」に創設。
3回蒸溜のリトルミルと同じ効果を2回の蒸溜で得るために、当時のリトルミル蒸溜所長「ダンカン・トーマス」によって考え出されたのが、トレードマークとも言える特殊なストレートネックのポットスチル。
1966年、一時は閉鎖されたロッホローモンド蒸溜所だが、この年にリトルミル蒸溜所の敷地内に移転し蒸溜を再開する。
1984年に蒸溜所は再度閉鎖されますが、1987年に「アレクサンダー・ブロッホ&グレンカトリン」社に経営権が移り、生産を再開しました。
1994年、グレーンウイスキー蒸溜所と独自の樽工場が蒸溜所の敷地内に新設。
当時、モルトとグレーンの両方を生産できる能力を持った唯一の蒸溜所であり、敷地内に樽工場を保有するのはスコットランドでもわずかに4ケ所のみ。
これにより、ロッホローモンド蒸溜所は蒸溜から樽詰めに至るまで様々なカスタマイズを行なえるようになる。
モルト蒸留所には4基のスチルがあり、形状は3つ。
1966年から使われる最初のスチル。
1999年から使っている標準型のポットスチル。
そして、奇抜な形状の初代スチルを大型化して再現した新しいスチルのセット。
精溜装置の各仕切り版からはスピリッツを個別に取り出せるため、ネックの長さを調節することでスピリッツに直接的な特徴を加えることができる。
8種類のモルトがつくられ、シングルモルトの個性を生むベースとなる。
2007年、世界的にも非常に珍しい連続式蒸溜器であるカフェスチルが導入。
あえて旧式の蒸溜システムを採用することで、原料由来の風味をウイスキーに色濃く反映することが可能になる。
ロッホローモンドの特徴は”革新”だ。
酵母にも新たなアイディアが見られる。
十数年前からワイン酵母を使っている。
価格が2倍だが、ウィスキーに何かをー、さらなる高揚感と香気をもたらすという確信に基づき使用している。
この蒸留所はこれまでずっと独自路線を歩んできた。
しかし、彼らのやり方が将来のモデルになる可能性は十分にありえる。。
まとめ
サトイモは3000~5000円クラスで去年のベストワンがロッホローモンド12年でした。
今回久しぶりにロッホローモンドを飲もうと、似た価格帯のオリジナルを選びました。
いやぁ美味しい!
12年は東京のコンペでも金賞に入賞するなど実力はお墨付きですが、どうも地味な印象。。
とはいえ、プレ値を避けるには、今のままがいいです(笑)
これからも愛飲することでしょう!
では今日も夜な夜な琥珀色、また!