スコッチ

【カリラ8年(THE VAULT 2012年)シングルカスク】のレビュー!

satoimotaro

ボトラーズボトルは胸高鳴るよねぇ!!

サトイモの感想:意外にクリアでバランス系!

好き度:8/10

試してみる価値度:8/10 671本限定品 (ネット上でも現存せず)

おススメする人
  • ボトラーズのカリラを飲んで違いを感じたい方
  • シングルカスク、ボトラーズボトルと、ウィスキー沼にはまりに行きたい方  

度数:61.2%

香り潮気、濃厚なミルクキャラメル、ヨード&ピート

味わい強烈なアタックがくるかと思いきやスーッと口の中に広がる甘みとフルーティさが印象的、トロピカルフルーツも、潮気とピートは意外にもそこまで前にでず、全体的にはミディアムテイスト

ハイボール最強、味が全くぶれず、むしろ甘さとブリニー感が広がり、トロピカル要素が明確に、そして余韻のピーティさですっきりフィニッシュ!

satoimotaro

オフィシャルとは違って面白いぃぃぃ!

ボトラーズ・エリクサー↓

ウィルソン&モーガン↓

ダグラスレイン社↓

カリラ蒸留所について

参照:世界のウィスキー図鑑 デイブ・ブルーム/著

  :シングルモルト&ウィスキー大事典 肥土伊知郎/監修

  • 主なブレンド先:ベルズ、ジョニーウォーカー、ブラックボトル
  • 年間生産量:700万ℓ

ゲール語で「アイラ海峡」を意味する。

現在年間生産量は約400万リットルで、アイラ島では最大規模。

仕込み水は約1.5キロ離れたナムパン湖からヨードたっぷりの水を引いている。

環境に配慮して冷却水の循環システムを構築し、この水を冷やすためにさらに海水を汲み上げて冷却する方法をとっている。

アイラ島に2か所あるフェリー発着所の一つ、ポートアスケイグ港からさほど離れていないが、港から出航するまではカリラ蒸留所の存在に気づかないだろう。

1846年、ヘクター・ヘンダーソンによって創建された。

それ以前に2つの蒸留所計画を失敗させたヘンダーソンは賢明にも、崖が迫り、スコットランドでも最も速い潮波の起こる海峡を目の前にした海岸に、ウィスキー作りの可能性を見出した。

いまでもそうだが当時からアイラのシングルモルトは人気が高く、世紀が進むごとに重要性が高まっていった。

そして、ブレンダーたちは、ブレンデッドウィスキーにわずかなスモーク感を加えるだけで、複雑さと、かすかにミステリアスな風味を生みさせることを知った。

カリラはアイラ島最大の蒸留所でもあるにかかわらず、多くの点で最も無名な存在だ。

屈強な個性への注目を絶えず競い合いつつも静かなる島の男といったところだ。

マネージャーのビリー・スティッチェルは、この冷静沈着な個性の化身である。

ブレンディング用ウィスキーとしての役割が重視された結果、カリラの古い蒸留所は1974年に取り壊され、現在の大きな工場が新設された。

スコティッシュモルトディスティラーズ社(SMD)独自の車のショールームのようなウィンドウが施されたスチルハウスのデザインが非常に効果的だ。

スコットランド中のスチルハウスでも屈指の美しい眺望を誇り、アイラ海峡からパプス山まで見わたせる景色を縁取るように、大きなスチルが並んでいる。

カリラのモルトはスモーキーさが控えめだ。

クレオソートとキルダルトン海岸の海藻が、スモーキーなベーコンと貝殻、そしてグラッシーな香りへと姿を変えた

ラガブーリン蒸留所と同じモルトが使われているにもかかわらず、ピーティ感はさほど強くない

マッシングの手法から発酵、そして何より重要なスチルのサイズとカットポイントまで、カリラではあらゆる工程が他と異なっている。

モルトに含まれるフェノール成分の体積分率(つまりピーティさの度合い)を知っていると、雑学クイズ番組では優勝できるかもしれないが、カリラに関しては何の意味もない。

というのも製造過程でピーティが消えてしまうからである。

あるいはフェノールがゼロということもありうる。

なぜなら、1980年代以来、年間の一時期、ピートの効いていないモルトを使うことがあり、蒸留の手法もかえているのだ。

またときおり新鮮な青いメロンの特徴を持つ製品が発売される。

静かなる男は常に驚かせてくれる。

まとめ

ボトラーズのカリラは初めて!

全く違う味わいに驚愕…

シングルカスク、まさに樽出し原酒!

その樽独自の味わい、うまい!

これが微妙な樽ということもあるということで、今回のシングルカスク、素晴らしくうまいものでとっても良き!

素晴らしきボトラーズボトルに幸あれ!

ではでは今日も夜な夜な琥珀色、また!

ABOUT ME
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コロナ禍で沼にはまる。蒸留所の歴史やボトルに込められた情熱に想いを馳せながら夜な夜な琥珀色を求めて旅を続けています。