限定品は佇まいが、なんかいいねぇ
サトイモの一言:え?!トロピカル!!
好き度:8/10
試してみる価値度:6/10 定価¥22000円 ネット¥30000円以上
度数:48%
香り:シャキシャキ林檎と完熟バナナ、爽やかなシトラスも、奥にスモーキ―フレーバー、香りだけでとべるよ…
味わい:まずスパイシーさと甘み、続いてウッディでスモーキー、そしてリンゴのフルーティさが広がっていく、味わいは香りのように単純ではなく複雑
ボトルの説明では30年以上熟成のものも使われている!?
今ボトルは2022年に限定2万本(国内1万本、国外1万本)で発売された。2021年から展開する“NIKKA DISCOVERYシリーズ”第2弾商品。
吟醸香を思わせる華やかさが、力強さと融合する。
発酵の過程で酵母により生み出される多種多様な香りは、多種多様な原酒の個性となる。
その中でも吟醸香を思わせる華やかさを備えた原酒が、ブレンダーの創造力を刺激した。
さらに、あふれるほどのフルーティーな香りを生み出す酵母を用いた原酒にも着目し、余市らしいピート香との融和点を探る。
試行錯誤の末に、フレッシュさを伴う香りと重厚感のある香りを束ねるため活性樽で30余年熟成を重ねた希少な原酒を加え、ウイスキーとしての調和に到達した。 余市本来の骨太な個性と吟醸香を思わせる華やかさと、 フルーティーさとの融合。
チャレンジングな課題への答えがようやく導き出されたのだ。
余市のアロマティックイースト↓
宮城峡のアロマティックイースト↓
余市蒸留所について
ー参照:世界のウィスキー図鑑 デイブ・ブルーム・著
:ウィスキー完全バイブル 土屋守・監修
竹鶴政孝は北海道でウィスキーを造るビジョンを描いていた。
そこは彼にとって完璧なロケーションだったのだ。
ヘーゼルバーン蒸留所で研修をしていた時、彼は日本の水質について懸念し、手紙を書いている。
「スコットランドでさえ、良い水が不足することがあります。したがってポットスチル工場を、井戸を掘らねば水が出ない住吉(大阪)に建てるのは非合理的です」
「日本の地理を考慮するならば、優れた水質の水が常に大量に確保でき、大麦が取れるところが必要です。ガソリン、石炭、樽材も手に入り、列車とのつなぎもよく、運河がある場所です」
竹鶴にとってあらゆる点から北海道が適所だった。しかし、上司であり現実主義の鳥井信治郎は近くに消費地がないことを懸念し、山崎を選んだ。
寿屋(現サントリー)との契約が終了した1934年、竹鶴は大阪の後援者から出資を受け、妻のリタ(スコットランド人)を伴って、とうとう北海道へと向かった。
北海道余市は、冷涼で湿潤な気候と澄んだ仕込み水、そして潮風が吹く大自然。
竹鶴が修行したキャンベルタウンそのものなのだ。
そして、1940年に登場したウィスキーは果たして?
ビッグでスモーキー。
鳥井の言葉を借りれば「日本らしく」なかった。
現在、アンピーテッドからヘビーまで燻煙の程度を変え、様々な酵母株を使い、発酵時間やカットポイントを工夫している。
石炭直火蒸留が職人業を光らせている。
作業者は常に状況を見極め、必要に応じて火を弱めたり火力をあげたりして燃え盛る炎をコントロ―ルし続ける。最終的にできるのは濃密なスピリットだ。
まとめ
サトイモ大好きな余市!
余市は近年の値上げにも左右されず、安定して飲める。
だがしかし、ここいらの限定品は高い!高すぎる!!
これ1万くらいだったら、試してみる価値度9か10にしてたんだけどなぁ。
サトイモはたまたま手に入ったのですが、こういうのはバーだったり、お酒やさんの有料試飲コーナーなんかにあったら試してみたいですよね。
しかし使う酵母が違うとここまで香りが変わるのか、と良い体験をさせてもらいました。
トロピカルフレーバーが好きなので、どんどんアロマティックイースト使ってくれないかなぁ…
ではでは今日も夜な夜な琥珀色、また!