新進気鋭の農場蒸留所!?
サトイモの感想:心地よい潮風とバランスのよさ!
好き度:8/10
コスパ:9/10 参考価格¥5000円前後(22/10→24/4 ¥6500円前後↑)
- ブルイックラディ、ポートシャーロットやアランが好きな方
- 強烈な煙は苦手だがそこそこ感じたい方
- 潮気、甘さ、煙をバランスよく味わいたい方
香り:ブリニー(潮気)とピーティが同時にたちこめる、クリアでフローラル感も
味わい:すっきりとした味わい、ピート感もアイラの強烈なものとは違い、上品に、しかししっかりと味わえる、甘さも強く、余韻はスウィーティでフルーティ、ピーティなのに飲み疲れしないライトタイプ
これまたテロワール系ですね!
一口メモ
- 蒸留所の大きさはスコットランド最小といわれるエドラダワー蒸留所と同じ。
- マキヤ―ベイは、キルホーマンの代表的なボトル。
- 2005年、アイラ島に124年ぶりに誕生した。
キルホーマン蒸留所について
参照:スコッチウィスキー・トレイル (2016)
- 年間生産量:15万ℓ
- 主なブレンド先:なし
キルホーマン蒸留所は、今世紀に入ってから稼働開始した新しい蒸留所だ。
スコットランドあるいはアイラ島において、最も小さく、そして最も伝統的な蒸留所を建設することを夢見たアンソニー・ウィルス氏が2002年にプランを構築し、2005年6月に稼働した。
マキヤ―湾にほど近いアイラ島西部、スコットランド最西端のロックサイドファーム内に建つ同蒸留所は、牧歌的な雰囲気の中にある典型的なファームディスティラリーだ。
農場設備を改装して使用するこの蒸留所は、生産に関わる工程全てを同じ敷地内で賄うことができる。
ロックサイドファームで育てた大麦を伝統的なフロアモルティングで発芽させ、生成したフレッシュなスピリッツを同敷地内で熟成・ボトリングする。
2006年、火災でキルンを消失してから数週間生産をストップするも、翌年には新しいウォッシュバッグ2基を導入。
2009年に最初のシングルモルトをリリースし、その後もコンスタントに販売を重ね、2010年にはトータルで5万本のボトル売り上げを計上。
2012年には基幹ボトルのマキヤ―ベイ、2013年には年1回リリースの限定品、シェリー樽熟成のロッホゴルムがラインナップに加わる。
他の蒸留所に先だって設置された、充実したビジターセンターも訪問の価値あり。
まとめ
最小クラスで、これまた伝統的なスタイルを踏襲する新しい蒸留所。
予想通り、クオリティの高い銘酒でした。
こういう蒸留所は応援したくなりますね。
とはいえ、少量生産なので、キルホーマンの他のボトルはなかなかのお値段がします。。。
円安はすすむし、これからどんどんウィスキーが高くなりそう、、。
今のうちに買い込んでおきましょう、、、汗。
では今日も夜な夜な琥珀色、また!