変なおじさんがアイラの風に吹かれているぅ…
サトイモの感想:素晴らしいバランスでウマぁ!
好き度:9/10
コスパ:8/10 参考価格¥5500円前後
度数:46%
香り:潮の香りがまず飛び出してからのピートのストロングさが飲み手を誘う
味わい:力強いピート、だが甘くスムーズ、若さは目立たず、むしろ円熟味を感じる、力強さと柔らかさが両立した逸品
アイラ好きなら一度は挑戦したいアイラおじさん!
アイラ・ブレンデッドモルトとは?
ビッグピートは、アイラブレンデッドモルトと記載されています。
アードベッグ、カリラ、ボウモアと閉鎖して久しいポートエレン(最近蒸留所復活の話が届いています、楽しみ!)のアイラ島の蒸留所のみのブレンデッドになります。
(ラベル裏によると、カリラはスィートネスを、ボウモアは海の個性を、アードベッグは土っぽさ、ざらざら感、ポートエレンは革っぽいエレガントさを提供している、とのこと)
ポートエレンに関しては、すでに出回っているものや在庫が少ないと予想されるため、3つのブレンデッドの中にダグラス・レイン社が保有する在庫からほんの少量入れて名義上成り立たせていると考えられます。
スモールバッチ(SMALL BATCH)とは?
もともとはバーボンウイスキーの用語で、5~10樽程度の選び抜かれた良質な樽からのみ瓶詰めした、数量限定で造られるバーボンを指したようです。
現在ではスコッチでも同様の意味で使われるようになりました。
スモールバッチの場合、混ぜ合わせる原酒が少ないため、通常のウイスキーよりもさらに個性が際立つ味わいとなるといわれています。
バッチとは、樽のナンバーのこと。バッチ1、バッチ255などで原酒を入れた樽を見分けるために用いられます。
ダグラスレイン社とは?
1948年にグラスゴーで設立されたボトラー会社。
その前身はアメリカを主な取引先とする海運業者でした。
当時はブレンデッドウイスキーの需要が爆発的に高まっており、スコッチウイスキーの輸出業に進出、その時のストックを原点として、ダグラスレイン社の歴史が始まっています。
ブレンデッドウイスキーの生産者(「キングオブスコッツ」などのブレンダー)としての一面を持つ彼らは、シングルモルトとしての基準に満たない樽は全てブレンデッドウイスキーへ回し、品質に妥協しないリリースを続けてきました。
まとめ
これは、うまい!
熟成年数がかいてないので、3年以上10年未満のかなり若い、フレッシュで刺激的な味わいを予想していましたが、なんとなんと円やかで円熟味がすごい!
なんで??
去年だったか一昨年だったか飲んだ、ジョニーウォーカー・アイラオリジンに通じる素晴らしいブレンデッドアイラでした。
最近飲んだスモークスタッグ、ブラックボトル、スモーキング・ビーバーも美味だったのですが、やはりダグラス・レイン社、王者の風格ですね、ワンランク上の品質を感じました。
こうなると、ダグラスレイン社のその他のシリーズも気になりますね!!
では今日も夜な夜な琥珀色、また!