久しぶりの花と動物シリーズ、楽しみだねぇ
サトイモの感想:渋ウッディに悶絶!
好き度:4/10
試してみる価値度:6/10 参考価格¥11000円 (24/9)
- グラッシー(草感)とは何か知りたい方
- 樽感をとことん追求したい方
度数:43%
色:濃厚な紅茶色
香り:ウッディ、甘く渋い、熟した柿、紅茶、べっこう飴
味わい:植物グラッシー、ハーブミント、甘さもあるが樽由来の渋みが強い
ロックにすると渋みも丸みを帯びてスムースに
久しぶりにサトイモの苦手なタイプかも…
ベンリネス蒸留所について
参照:世界のウィスキー図鑑 デイブ・ブルーム:著
スコッチウィスキートレイル 蒸留所に行こう! 高橋矩彦/編集
- 年間生産量:350万ℓ
- 主なブレンド先:ジョニーウオーカー、J&B、Crawford’s 3Star
ベンリネス山の裾からようやく山の斜面を登り始めた。
花崗岩が露出した山は湧き水が豊富で、ユキウサギとユキホオジロ、ライチョウ、そして鹿のすみかである。
山の麓はピートの層が厚いが、頂上付近はピンク色の花崗岩が散らばっている。
緑豊かなスペイ谷からほんの2キロ足らずで町からも近いというのに、そこは野生の真っただ中だ。
この風景が年代史家のアルフレッド・バーナードを驚かせたのも無理はない。
彼は明らかに山地の旅には向いていなかったらしい。
この立地を「これほど風変りで荒涼とした土地が選ばれることがあるだろうか」と記述している。
風変りという形容はベンリネスのウィスキー作りの手法にも当てはまる。
ひとたびニューメイクの香りをかぐと、ステュクス川のような個性に直面する。
スペイサイドにある蒸留所の大半を定義づける特徴だ。
ミ―ティで硫黄を思わせ、香ばしさとほのかな甘さが入り混じった不思議な香りである。
このミ―ティさが決定的な特徴であり、なめし皮と煮えたぎる大釜の混じったような、野性的な香りだ。
この特徴は部分的に3回蒸留を行うことで生じる。
蒸留所には3基がセットになったスチルが2セットあり、それぞれがトリオで運転するようになっている。
ウォッシュスチルから得たスピリッツは流れ出る順にヘッズとテールに区分され、アルコ―ル度数が高いヘッズは容器に入れられる。
度数の弱いテールは前の蒸留で生まれたフォアショッツやフェインツと共に中間スチルで再留される。
ミドルカットは回収され、ウォッシュスチルから出たヘッズおよび、スピリットスチルでおこなわれる前の蒸留で生まれたフォアショッツとフェインツと混合される。
外では冷却されたワームタブが銅との接触を遮断する。
硫黄分はワームタブに由来し、ミ―ティな特徴は中間のスチルによって生じる。
まとめ
非常に個性的、樽由来の味わいが強く、経験値としては高いものを得ることができました。
濃厚な色から、樽のエキスが良い意味でも悪い意味でも出てるんだろうなぁというところです。
それを良いと捉えるか、悪いと捉えるかは個人個人によって異なりますが…
若いから美味しくないわけでも、熟成長いから美味しいわけでもない…
これが沼の原因の一つですねぇ
そして、後で調べたら、特徴の一つとされているミ―ティというのがまだわからなかったですねぇ。
まだまだ経験値が足りないです!
ではでは今日も夜な夜な琥珀色また!