ジャパニーズ

【武州・羽生蒸留所】の評価!

satoimotaro

シングルモルトの武蔵、意外においしかったよね~、武州はブレンデッド、お味は?

サトイモの感想:フローラルフルーティでうまぁぁ

好き度:8/10

コスパ:9/10 参考価格¥3000円前後(24/3) 

おススメする人
  • コスパよく本格スコッチ(内容は輸入スコッチ)を飲みたい方
  • ジャパニーズの方のブレンデッド技術のすごさを体感したい方
  • 普通に高品質のブレンデッドを飲みたい方
  • なんだこのボトル?からのうまい!を体感したい方

度数:40% ノンチルカラー

香り:オイリー、意外に優雅でスウィートフルーティ、ブラウンシュガー、スペイサイド系の華やかフルーティ

味わい:スウィート、ライト、だがしっかりとうま味とフルーティさを堪能できる、少しスパイシーさも、シングルモルト?と疑うほど完成度が高い…

ストレートで充分楽しめるが、ハイボール最強…フルーティが爆発

satoimotaro

これは美味いいい!

ボトル紹介

3年以上熟成されたスコットランド産ブレンデッドウイスキーをベースにスコットランド産モルトを合わせ、オーク樽で熟成させた商品。

東亜酒造の歴史

1625年 東亜酒造の前身となる肥土酒造本家を創業。

肥土伊惣二の代で秩父鉄道開通を機に秩父から羽生市へと移転。

日本酒、焼酎、合成清酒、ウィスキーを製造販売した東亜酒造の設立者、羽生蒸留所を運営していた肥土伊知郎氏の祖父は埼玉における酒造界の雄だった。

1946年にはウィスキーの製造免許を取得

1959年東亜酒造と社名を変更、祖父が陣頭指揮をとり蒸留所の製造設備、整備をして羽生蒸留所として本格的に稼働を始めることとなる。

ゴールデンホースと命名し売り出すが、国内のネーミング問題でホワイトホース社と裁判になり勝利する。

現在もゴールデンホース武州・武蔵として販売され続けている

1980年以降、本格的にポットスチルなどスコッチに似た環境が整い蒸留が始まる。

1980年代、輸入ものの手頃なスコッチなどで国内のウィスキー熱が高まり東亜酒造は地ウィスキーブームの先駆けとなる本格的な自社蒸留ウィスキーの製造に着手していき当初は順調な売上を堅持する。

しかし、高度成長期を経て、1980年代中盤以降の焼酎ブームや洋酒でもワインやカクテルなど、消費者の好みも拡散してしまったので、洋酒といえばウィスキーの時代は終焉を迎え、東亜酒造の売り上げも下降していく。

祖父や父の代で樽詰めされたウィスキーは熟成庫でその眠り続けることとなったが、そのウィスキーは後に伊知郎氏によって大化けすることとなる

そんな中2000年には民事再生法を申請し、事実上倒産することに。

債権者に対する説明責任や信用回復に奔走しなんとか立て直そうとするも、2003年に日の出みりんの製造元として知られる日の出ホールディングスへの営業譲渡を決定することになった。

東亜酒造の自主再建を断念して他の酒造会社に譲渡することで、東亜酒造という金看板を残し、肥土酒造肥土本家から続く東亜酒造が肥土家から離れて人手に渡るという苦渋の決断をし、つらい日々を過ごしたという。

オーナーである日の出通商はウィスキー事業に全く興味がなく、ウィスキーのような時間がかかるビジネスに、不要と早々と撤退を決断

2004年東亜酒造は日の出通商グループ入りをし営業権を譲渡した伊知郎氏は同社を離れることになる。

まとめ

薄い色あいで、ほのかに期待が高まる。

飲むと、これまじで美味いです!

内容がスコッチとはいえ、12年もののシーバスリーガル、デュワーズ、ホワイトホースなどの名だたる名門ブレンデッドよりもうまいよ!?

これは、ひそかに買い込むべきボトルだと確信。

たまにネットで2000円台で買えることも!

サトイモのテンション高まる激熱なボトルでした!

ではでは今日も夜な夜な琥珀色、また!

ABOUT ME
satoimotaro
satoimotaro
コロナ禍で沼にはまる。蒸留所の歴史やボトルに込められた情熱に想いを馳せながら夜な夜な琥珀色を求めて旅を続けています。