サトイモの感想:サトイモの好きなやつ!
好き度:10/10
試してみる価値度:10/10 参考価格¥7000~8000円(24/3)
- リッチ、フルーティ、ほのかにスモーキーを感じたい方
- ジョニーウォーカーグリーンが好きな方
度数:43.4%
香り:リッチアロマ、明確に葡萄と赤いリンゴ、アプリコット、バニラ
味わい:スムース、スウィート、果汁のようにフルーティ、ライトなのにしっかりとした旨味も感じられる、少しのスパイシーさも心地よい、バランス系で飲みごたえありのミディアムボディ
ロックにすると、スモーキ―さも出てきて、スウィートさが控えめに、違う一面をのぞかせる
うまぁぁっぁぁ!
モートラック蒸留所について
参照:世界のウィスキー図鑑 デイブ・ブルーム:著
- 主なブレンド先:ジョニーウォーカーブラックレベル
- 年間生産量:380万ℓ
ダフタウンにある半ダースほどのモルトウィスキー蒸留所には隠れた一面がある。
古く謎めいたスペイサイドに入り込むような場所がある、モートラック蒸留所だ。
この地に初めて地域社会ができた当時の地名であり、かつダフタウン最古の蒸留所名としていかにも似つかわしい。
1823年、ジャームズ・フィンドレイター、ドナルド・マッキントッシュ、そしてアレックス・ゴードンの3人によって建設されたが、おそらくそこでも古くから密造が行われていたことだろう。
スペイサイドのウィスキーをモルティ、芳香、そしてヘビーという3つの特徴で区分するとすれば、ここで紹介する蒸留所は3番目の最もヘビーなグループに入るだろう。
人々がうっそうと木が生い茂るうがった道を通っていた古い時代を物語る。
腰を据えて飲むことができ、腹を満たしてくれる強い酒が必要だった時代だ。
それにしてもミ―ティなスタイルはどうやって生まれたのだろうか。
「いつからそうなったかはわからない」ディアジオ社の蒸溜を管理するマスターブレンダーであるダグラス・マレーは言う。
「このスタイルを受け継いできただけだ」。
おそらく密造時代からのことだろう。ワームタブと複雑な蒸留手法を使っている点から、間に合わせ気味に操業してきたころは一目瞭然だ。
モートラックではミ―ティな特徴を高めるために、ベンリネスに近い手法で部分的に3回蒸留を行う。
モートラックでは「2.7回だ」とマレーが愉快そうに教えてくれた。
全てが、いかにもでたらめにスチルをかき集めたかのように見える蒸留棟で起こることを中心に展開する。
そこには、6機のスチルがあり、得体のしれない野獣のようだ。
三角形のスチルやネックが細いスチル、そして隅には、ふと思いついたように据えられた小さなスチルがあり、”小さな魔女”と名付けられている。
蒸留の手法を理解したいなら、モートラックには2棟の蒸留棟があると考えるのが最も簡単だ。
2機のスチルは普通に運転し、次にウォッシュスチルのナンバー1と2が並行して働く。
最初の8割が回収され、ナンバー2のスピリッツスチル用に回される。
残り(アルコール度数の弱い)2割が魔女に回され、ここで得た蒸留液は全て回収される。
この工程をさらに2回繰り返し、3回目で初めてミドルカットを回収する。
モートラックのミ―ティな特徴は小さな魔女の効果だが、ミ―ティさを生むには硫黄成分も必要、つまり銅が邪魔ものになる。
そのためモートラックではワームタブの水を冷やしてすばやく冷却を行う。
モートラックは、ヨーロピアンオーク樽熟成の製品が見つかれば幸運なほどで、めったにお目にかかれないカルト的なモルトウィスキーだった。
ダフタウン誕生前にまでさかのぼる手法を守り続ける姿勢が、多くの有名なブレンデッドウィスキーの基盤になっている。
そんなモートラックは、新たなスチルハウスが新設されて生産量が倍加し、ついにレギュラー製品のモルトとなった。
暗い密造時代を思わせるウィスキーと洗練された新しいウィスキーがもたらす喜びが融合したのだ。
まとめ
久々のヒット!サトイモ満点10が二つ出ました!
これは美味い、旅の伴にしたいウィスキー!
飲みごたえあるのに、リッチで柔らかい…
香りだけでとべますよ、ほんと…
サトイモ大好きなジョニーグリーンを彷彿とさせるやばいやつ。
最近クラフトジャパニーズばかり手を出していましたが、やはりやはりスコッチ恐るべし!
隠れた銘品がぽこぽこ見つかります!
やめられませんねぇ
ではでは今日も夜な夜な琥珀色、また!