なかなか渋くオシャレ感ありやね
サトイモの感想:フルーティ濃厚ジューシー!
好き度:7/10
試してみる価値度:8/10 参考価格¥4700円前後(24/6)
- フルーティの個性スコッチをお探しの方
- アランなどのトロピカル系を手軽にシングルモルトで飲みたい方
度数:46%
香り:完熟フルーティ、パイナップル、黄金糖、バター飴
味わい:フルーティ、南国フルーティが口いっぱいにひろがりスウィート&スパイシー、余韻少しのウッディ苦みも悪くない
ハイボンのよう
知られてないが美味い!
再開後に蒸溜された初のスタンダードアイテム。
マネージング・ディレクターのスチュワート・ニッカーソンはウィリアムグランツで蒸溜所統括ディレクターを務めた重鎮で、閉鎖後の1987年から数年間グレングラッサの管理も掛け持っており、2008年に20年越しの蒸溜が実現。
香りからミルキーでフルーティ。 複雑な味わいは昔のグレングラッサの雰囲気がある。
グレングラッサ蒸留所について
参照:世界のウィスキー図鑑 デイブ・ブルーム/著
- 主なブレンド先:カティサーク、フェイマスグラウス
- 年間生産量:110万ℓ
ポートソイの美しい村に近い岸壁に建つグレングラッサは、ひょっとすると、スコットランドで最も幸運な蒸留所かもしれない。
19世紀のブレンドブームのさなか、1878年に創建されて間もなく、ハイランドディスティラーズ社に吸収された。
ブーム後半に生まれた蒸留所の大半と同様に、この蒸留所も最初の危機を乗り越えられなかった。
在庫を調整する必要に迫られた蒸留会社は、優劣がまだ不明で在庫の熟成期間が浅い新しい蒸留所を閉鎖していった。
グレングラッサは1907年に閉められ、パン焼き工場になった時期もあった。
1950年代にアメリカを中心として需要が増大すると、1960年にようやく再開された。
しかしその後も安泰とはいかず、グレングラッサは扱いにくい、とみなされてしまう。
不器用で孤立しがちで、ブレンド用に使われる他のウィスキー仲間と相性が悪かったのだ。
この時期にシングルモルト市場があったならば、話は全く変わっていたことだろう。
しかし1980年代に再び蒸留所狩りがおこり、もはや未来はないように思われた。
しかし2007年、蒸留所は救われ、1年後に操業が再開された。
在庫の大きな開きをどう乗り越えるかは常に難問だが、商品展開のバランスを工夫して、熟成途中のウィスキーを販売(「リヴァイバル」「エボリューション」など)するいっぽう、熟成の進んだ最高品質の樽を選び抜いて商品化した。
2013年、ベンリアック社に買収されたグレングラッサは、同じ傘下のザ・ベンリアックおよびザ・グレンドロナックと並んで、一度は忘れられながら見事に復活した蒸留所として評判を築いたのだ。
まとめ
これは、うまい!!
久しぶりに、先入観なく飲んでヒットしたボトル!
と、グレングラッサのトルファで言ったけど…
こちらも全く同じ!!
なんなん?!(藤井風風)
蒸留所再開で過去のウィスキーを再現するにはかなりの情熱と繊細さが必要かと思われるが、なにしろ、多くの人は過去の味わいを知らない…
とはいえ、高品質で個性的なこのボトルを飲めば、あぁそんなんどうでもいいよ、美味いよ…ってなる不思議。
こんな出会いに感謝…
ではでは今日も夜な夜な琥珀色、また!