佇まい上品やねぇ
サトイモの感想:モ―レンジィのポテンシャル上げ上げ!
度数:46%
好き度:8/10
試してみる価値度:8/10 参考価格¥7500円前後
- グレンモーレンジィが好きでさらに深みを感じたい方
- ソーテルヌワインカスクとやらを感じたい方
- グレンモーレンジィのカスクシリーズが気になる方
香り:完熟葡萄の華やかさとリッチ感、フローラルフルーティ、上品な甘み、バニラとココナッツ、シトラスも
味わい:香りや見た目に反してまずスパイシーさ、グレンモ―レンジィ特有の甘みと渋み、おなじみシトラスの爽やかさも、濃厚でなめらか
少しの加水で本来のグレンモーレンジィが急浮上、オレンジの柑橘感と複層的な味わい
優雅で大人な飲み物ランキング上位に確実に入る!!
甘口貴腐ワインで有名なソーテルヌに使われた樽で仕上げ、熟成させたグレンモーレンジをノンチルフィルターでボトリング。
神様の酒“ネクター”という名とフランスで黄金という名の“ドール”の両方の名がつけられました。
ネクター・ドールには“黄金の果汁”の意味がある素晴らしい味わいのハイランドモルト。
グレンモーレンジィ蒸留所について
参照:スコッチウィスキー・トレイル 高橋矩彦:監修
:ウィスキー&シングルモルト完全ガイド PAMPERO/編者
:シングルモルト&ウィスキー大事典 肥土伊知郎/監修
- 主なブレンド先:ベイリーニコルジャービー、ハイランドクイーン
- 年間生産量:600万ℓ
ゲール語で「大いなる静穏の谷間」
創業は1843年、ハイランド北部、テインの町で最初は古いビール工場を改装してはじまった。
資金難でポットスチルは中古のジンのの蒸溜用だったが、それがモ―レンジの個性を生み出すきっかけとなるのだ。
スチルの高さは業界最長の5ⅿ。さながらキリンのようだともいわれる。
一般的に軟水が主流の仕込み水だが、ミネラル分がとても多いターロギーの泉の湧き水、硬水を使用。
他とは違う風味をもたらす要因のひとつといわれている。
しかし、モ―レンジにおいて実験的な試みを多く手掛けるラムズデン博士はこういう
「グレンモ―レンジのフレーバを100%としたら、水の割合は最高でも5%ぐらい」
樽は、アメリカ・ミズーリ州のホワイトオークを使い、自前で製作し、ジャックダニエルなどに貸与。
バーボン熟成後のものを再利用することで、奥深いフレーバを可能にした。
熟成庫は湿っぽく、床の土がむき出しになったもので、なぜセカンドフィルの樽をこの環境で貯蔵するのかを博士はこう説明する。
「セカンドフィルの樽では、樽による酸化がより強く起こるので、さらに幅広い複雑さが生まれる。そしてこの環境は酸化に最適なんだ」
近年では、ラムズデン博士のもと様々なデザイナーズカスク、ウッドフィニッシュを創作し続ける。
博士は後熟の先駆者だ。
後熟とは、効力の強い樽の2段階めの熟成をさせること。
うまくいくと、フレーバ―のラインに新たなひとひねりを加えることができる。
しかし、やりすぎてしまいがちだ。
「樽はウィスキーを作るが、台無しにしてしまのもまた、樽なんだ」
博士はそう語る。
グレンモ―レンジィ、今ではスコットランドで1、2を争う人気のモルトだ。
まとめ
極甘口というソーテルヌワインのカスクフィニッシュもの。
上品な甘みがいつものモーレンジィとは違い、フルーティさの幅も広がった感。
1年前くらいに「キンタルバン」を飲んだので、あと主なボトルとしては「ラサンタ」ですかね。
モ―レンジィは飲み疲れしない、ゆっくり飲むのに最高のボトルです。
冬はハイボール消費が減って、ストレートか少しの加水でちびちびいきます。
ではでは今日も夜な夜な琥珀色、また!