ハイランドパーク大好き!
サトイモの感想:ハイランドパークの核はそのままにってやつですか!?
好き度:8/10
試してみる価値度:8/10 参考価格1000ml ¥6500(24/12)
- 定番のハイランドパークの別アレンジを飲みたい方
- バランス最高のハイランドパーク12年をこよなく愛する方
- ジョニーウォーカーグリーンラベルが好きな方
香り:甘く繊細なフローラル、ピート、ハチミツ、フルーティ
味わい:ミディアムスムース、だがどっしりモルト感も存在、ハチミツの甘さ、フルーティでスウィート、ピーティが後追い
ロック 青りんご蜜あらわる、スモーキ―フレーバの後追いも素晴らしい
ハイボール スモーキ―さとフルーティさの広がりがこれまた素晴らしい
- 一口メモ
独特な “スモーク”さは、メインランド島の大地から採れる、ここにしかない貴重なピート(泥炭)からもたらされるもの。
これまた美味いよぉ
ハイランドパーク蒸留所について
参照:世界のウィスキー図鑑 デイブ・ブルーム/著
:ウィスキー&シングルモルト完全ガイド PAMPERO/編者
:シングルモルト&ウィスキー大事典 肥土伊知郎/監修
- 主なブレンド先:フェイマスグラウス、カティサーク、ロングジョン
- 年間生産量:250万ℓ
1798年、教会の長老だったマグナス・ユンソンが設立。
スコットランド最北、世界最北の蒸留所。
オークニー諸島はあらゆる面でスコットランドの他の地域とは一線を画している。
緑濃い低地の群島はノルウェー文化のおよんだ辺境の地でありながら、スカンジナビアにも含まれず、スコットランドにありながら、暮らす人はスコットランド人ではない。
蒸留所は名前が示す通り、丘の頂上に建っている。
ポットスチルはストレート型で、初溜、再溜合計4基。
寒冷地ゆえ発酵には60時間もかける。
仕込み水はカーティマギーの泉で硬水。
必要量の20%の麦芽を自前のフロアモルティング設備で製麦しており、ピートとコークを交互に使い、ミディアムからヘビー気味のモルトを作っている。
このモルトと本土産のピートが効いていないモルトと混ぜて使っている。
ドライイーストを長時間発酵させ、蒸留もじっくり行われる。
結果、豊かなスモーク香と柑橘香が立ち上るニューメイクが生まれる。
ハイランドパークは最初から甘く、スモークと甘さ、オレンジの風味が踊り、豊かな果実味が全ての製品に感じられる。
ハイランドパークはエドリントングループの傘下にあり、樽マスターのジョージ・エスピエが樽を監督している。
2004年以来バーボン樽は使われなくなった。
同時にカラメルによる着色も加えられなくなった。
熟成には4年間使われたのちに空気乾燥され寝かされたヨーロピアンオークとアメリカンオークの樽が使われる。
ブランドアンバサダーのゲリー・トッシュはこう語る。
「12年から50年物にまでおよんで7つもの製品があると、一貫性を保つことが最も難しい課題になるんだ。ちなみに後熟はしないよ」
ハイランドパークが年間に350トンのピートを採掘しているホスピター・ムーアに足を踏み入れると土地のにおいを強く感じる。
ウィスキーにも感じられる松やハーブのような香りがするのだ。
ハイランドパークの独自性を真に理解するには、この湿原からイエスナビーの崖まで足を運んでみることだ。
そこに行けば、空から見たときの海と陸地の優雅なダンスのイメージなど吹き飛んでしまう。
波に打ち付けられた様々な色の地層の頂上は、1年のうち80日間は、時速160キロの風にさらされる。
トッシュはハイランドパークの特徴を結論付ける。
「潮風が吹きつけるので、オークニー諸島には木が1本もなく、生えるものといったらヘザーだけ。そのせいでピートは他とは異なり、そんために焼いた時の香りも異なってくる。それこそがハイランドパークを作るんだ」
トリビア
- 設立者のマグナスは密造時代、重税から逃れるべく、説教壇の下にウィスキーを隠してい
- マグナスは密造時代、重税から逃れるべく、説教壇の下にウィスキーを隠していた。
- 密造酒に白布をかけ、天然痘患者と偽り、税金を逃れた。
- ボトルに大きく刻まれているhの文字は、曲線を多用するバイキング美術をもとにデザインされている。
- 「オークニー」とはバイキングの言葉で「アザラシの島」。
まとめ
サトイモ大好きなジョニーウォーカーグリーンラベルに似た味わいで上がりました!
グリーンラベルの大人しい版というか、グリーンとバランタイン17年の間というか、いずれにしろサトイモがむちゃ好きな傾向のタイプ。
シングルモルトでなんでこの味わいが生まれるの??
ジョニーとかバランタインは何十という原酒をブレンドしてあれなのに…
そうか、ハイランドパークの中でもいろんな樽をかけあわせてのベアなので、結局、ブレンドの力ってことか。
興味深い!!
ではでは今日も夜な夜な琥珀色また!