サトイモ、ついにミズナラ開眼…
ミズナラ(水楢)について
(ウィスキーライジング ステファン・ヴァン・エイケン著より)
木の内部に多くの水分を含む、“水楢”(ミズナラ)。
樽材の放射状の気孔をふさいでいるチロースが少ないため、他の木に比べ、水がしみだしやすい。
ミズナラの樽は液漏れする傾向がある。
それで、樽にするにはやや厚めに切る必要がある。
また、ヨーロピアン・オークやアメリカン・オークに比べ、節が多く、まっすぐに育たないため製作を困難なものにする。
水楢、ジャパニーズオークが生まれるいきさつ
そのミズナラの木を樽熟成に使うようになったのはなぜか?
太平洋戦争の最終時期、日本では輸入が途絶えていた。
戦時中、かなりのウィスキー需要があるにもかかわらず、ウィスキーを入れて熟成させる樽も入ってこなかったので、国内で代替品探しにせまられ、否応なくジャパニーズ・オーク、ミズナラに目が向けられたのである。
しっかりとした樽材として使うためには200年の歳月を経たものでなければいけない。
サントリーの前チーフ・ブレンダー興水精一氏によると、ミズナラの熟成のピークは20年くらいだという。
ミズナラの香味
ミズナラ樽熟成のウィスキーに関するアロマは、一般的にビャクダンや線香やココナッツ。
代表的なミズナラ樽ウィスキー
響ジャパニーズハーモニー:全面にオリエンタル香、ドライで甘く華やか、フルーティな要素もありリッチテイスト
シーバスリーガル12年ミズナラ:甘やかな穀物香やバニラとともに、繊細でドライなお線香、香る
デュワーズ8年ジャパニーズスムース:フルーツの酸味と甘みとともに、少し遅れて、ミズナラ香る
まとめ
皆さん、ミズナラ樽ウィスキー飲んでますかぁ?
サトイモは、最近までミズナラ樽の香味や良さがさっぱりわからずに放置していました。
今年響きを飲んでから、なんだこの独特な香りは!!
スコッチでは感じたことがない!これがまさかミズナラ!?
となって、他のミズナラ樽ものを改めて確認した次第です。
そうすると、香る香る!!
あのお香のようなドライでスッキリとしたオリエンタル香が…
シーバスリーガル12年ミズナラなんか、1年前にブログを書いたときなんか、全然ミズナラ感じないと言ってましたよ私、バニラしか言ってない…(恥ずかしい…)
ウィスキー初心者サトイモ、初期のレビューはこちら→シーバスリーガル12年ミズナラ
いろんな味を感じてから花開くこともあるんですね…
我ながら少しづつ成長しているのかと…楽しい…
ではでは今日も夜な夜な琥珀色、また!