サクラスティックの失敗を糧に…
前回、YouTuberのyotoさんが販売するさくらスティックを、津貫蒸留所のノンピーテッドの原酒に一か月漬けて、試飲。
見事に失敗しました…
失敗の原因を探るべく、いろいろと試していきたいと思います!
今回は、ツイッター上で★yoshino-LE☆からいただいたブラックミズナラスティック!
ミズナラとは?
本来ならば、ウィスキーの樽としては適さないとされていたミズナラの木。
太平洋戦争中、樽輸入ができずに自前で用意しなければならなくなった山崎蒸留所。
仕方なくこしらえたのがミズナラで作った樽でした。
その味わいが、なんともジャパニーズ独特の風味を生みだして、いまではジャパニーズウィスキーを特徴づける存在となっています。
白檀、線香などのオリエンタルな香りを期待できます。
しかし、繊細な味わいのため長熟にしないと、その香りは感じにくいといわれています。
シーバスリーガル12年ミズナラにいたっては、筆者は全くといっていいほどわかりませんでした…(シーバスミズナラで感じられる人はいるのだろうか…)
ブラックミズナラスティックを山崎へイン
さて、ではインします。
今回のボトルは山崎のミニボトル(180ml)。
半分くらい飲んだので容量は100mⅼくらい。
目指すは、YouTubeのもっさんハイボールさんがやっていた、
山崎ノンエイジを山崎12年に近づけること!
氏いわく、成功すれば”犯罪の匂いがする…”と独特の表現でレベルアップした山崎を飲まれていました。
すでに完成されたウィスキーにあまり漬けすぎると樽の木香が移りすぎて美味しくなくなるという話があります。
後熟が短いのはそのせいなんですね。
それで、1週間後に試飲してみることにしました!
果たして、1週間の結果はいかに….
結果
まず、1週間の経過を忘れていた…泣
12日経っていた….泣
この失敗?はどう味に影響するのか….
飲んでみます。
おお、樽感が強くやや渋みが出てしまいましたね。
でももともと感じていたアルコールのアタックはかなり軽減されているように思えます。
円みというかまろやかさがでましたね。
不思議とバニラ感、溶剤感、どちらかというとバーボン感が増しました。
なぜ???
短すぎると、ミズナラ感は味わえないものなのでしょうか?
かといって長すぎると味のバランスがとれずに美味しくなくなる。。。
難しいですね!
これを蒸留所で調整していると思うと、本当に職人わざ!ということがよくわかります。
今度は、山崎から竹鶴に引っ越しましたので、そのレビューも次回行いたいと思います。
スティックの旅は続く、どこまでも….