ボトルデザインも素敵だけど、なんか目立たないボトルですよね….だけど味は?
サトイモの感想:梨と青りんごジューシィ!
好き度:8/10
コスパ:10/10 参考価格¥4000~4500円(22/8→24/4 変わらず)
- コスパのよいスペイサイドをお探しの方
- グレンフィデッィクの次をお探しの方
- フルーティ梨を感じたい方
香り:べっこう飴、梨、うっすらレーズン、シナモン
味わい:非常にスムーズ、リッチ、フルーティ、梨、青りんご、少しのシナモン感も
ロック素晴らしい!クリーンなフルーティ系はハイボールのイメージだが、甘みやフレッシュなフルーツ香が広がりより優しい味わいに
隠れた銘酒、フルーティ!
- ボトルのラベルより
・バーボン樽とシェリー樽熟成
スペイバーン蒸留所について
参照:世界のウィスキー図鑑 デイブ・ブルーム/著 ほか
- 主なブレンド先:グレンタロー(日本非流通)
- 年間生産量:200万ℓ
いかにも、古い密造所らしい雰囲気をまとっている。
ロセス村にある蒸留所がみんなそうであるように、スペイバーン蒸留所も、創業19世紀後半で、身を隠すどころか、ロセスとエルギンを、結んだ鉄道の支線のすぐわきに建っている。
グレングラント蒸留所の、ジョン・グラントに勧められてのことらしい。
1897年、ビクトリア女王の治世60周年を祝う「ダイヤモンド・ジュビリー」にあたる年に間に合わせるべく12月に最初のスピリッツをボトリングまでこぎつけた。
ロセスの魅力である強い革新的精神はここにも生きている。
スコットランド初となった、蒸留の残りかすを家畜飼料に加工するダークグレーン専用工場が真向いにあるという点もそうだ。
さらにスコットランドで初めて、空気圧による製麦装置(ドラム式モルティング)を導入した蒸留所でもある。
ドラム式モルティングは、1968年に停止、その2年後には鉄道輸送が廃止された。
こうした変化に比例するようにスペイバーンも無名の存在になっていった。
しかし、1991年にインバーハウス・ディスティラーズ社が蒸溜所を買収し、10年熟成の商品が発売され、販売地域も少し広がることになった。
インバーハウス社が保有するワームタブが使われる蒸留所の一つであり、擦ったマッチや都市ガスのようなにおいがたっぷり感じられるニューメイクを作っている。
しかし、同じ傘下のアンノック(ノックドゥ蒸留所)と同じような挙動を見せ、早いうちに硫黄分が消えて、本来のフルーティでフローラルな香りが強い特徴があらわれる。
インバーハウス社のマスターブレンダー、スチュアート・ハーベイは語る。
「フルボディ寄りという点がアンノックと異なっている」
製法の違いはわずかだが、結果は明らかに異なる。
「両方の特徴を生み出す要因は、はっきりしない。まったく同様の蒸留所で全て同じ工程で作ったとしても違う特徴が生まれるんだ」
「ウィスキーは土地に固有なものだ。自分たちの蒸留所で生み出せるのは、ここ独自の特徴だよ」
現在のスペイバーンで蒸溜所長を務めるのはボビー・アンダーソン。
1980年代にミルトンダフでウイスキーづくりのキャリアを開始した人物だ。
かつて祖父がミルトンダフで蒸溜所長を務めていたのだという。
シーバスブラザーズが所有するグレントファースとグレンバーギでの勤務も経て、スペイバーンにやってきた。
近年、設備の増強や、蒸溜のサイクルを詰め込みすぎないように、発酵時間を伸ばしている。
これによってウォッシュの一貫性がさらに均等に保たれるようになり、スピリッツの収率も最適化されていった。
ウイスキーの特性は以前とほぼ同じだが、エステル香が高まったという感想も聞こえている。
年間生産量は、純アルコール換算で約450万リットル。
まとめ
非常に美味…
ボトルもオシャレだし、なぜ、そこまで知名度がないのか不思議なくらいです。
お店で4000円前後で見かけたら即買いレベルの逸品。
グレンフィディック好きに間違いなくはまると思います。
さすがスコッチのメッカ、スペイサイドです!
では今日も夜な夜な琥珀色、また!