オレンジ感を味わえるというウィスキー、ボトルからして上品そうなイメージ….
サトイモの感想:華やかオレンジ!
好き度:8/10
コスパ:9/10 参考価格¥4500~5000円(22/9→24/4 変わらず)
- 柑橘系フルーティを感じたい方
- 華やかで複雑な味わいを求める方
- アバフェルディ12年が好きな方
香り:柑橘フルーティ、シェリー、バニラ、とても心地よい
味わい:非常にスムーズ、ワインのようなタンニン渋み、ジューシーな柑橘感、シナモン、甘みもしっかり、いろんな要素が複雑に絡む
数滴の加水で、香りが一気に強く華やぐ、素晴らしい!甘く熟した南国フルーツ感も
ロックが活きる!ドライに変化、シナモン、キリっと爽やか、フルーティよりフローラル感が際立つ
ハイランドのど定番!
オリジナルとは?
- シングルモルトのみを生産
- 旧10年熟成がオリジナルとなった。
- 樽の木材を2年間自然乾燥させるなど、デザイナーカスクを研究した成果
グレンモーレンジィ蒸留所について
参照:世界のウィスキー図鑑 デイブ・ブルーム:著
:ウィスキー&シングルモルト完全ガイド PAMPERO/編者
:シングルモルト&ウィスキー大事典 肥土伊知郎/監修
- 主なブレンド先:ベイリーニコルジャービー、ハイランドクイーン
- 年間生産量:600万ℓ
ゲール語で「大いなる静穏の谷間」
創業は1843年、ハイランド北部、テインの町で最初は古いビール工場を改装してはじまった。
資金難でポットスチルは中古のジンのの蒸溜用だったが、それがモ―レンジの個性を生み出すきっかけとなるのだ。
スチルの高さは業界最長の5ⅿ。さながらキリンのようだともいわれる。
一般的に軟水が主流の仕込み水だが、ミネラル分がとても多いターロギーの泉の湧き水、硬水を使用。
他とは違う風味をもたらす要因のひとつといわれている。
しかし、モ―レンジにおいて実験的な試みを多く手掛けるラムズデン博士はこういう
「グレンモ―レンジのフレーバを100%としたら、水の割合は最高でも5%ぐらい」
樽は、アメリカ・ミズーリ州のホワイトオークを使い、自前で製作し、ジャックダニエルなどに貸与。
バーボン熟成後のものを再利用することで、奥深いフレーバを可能にした。
熟成庫は湿っぽく、床の土がむき出しになったもので、なぜセカンドフィルの樽をこの環境で貯蔵するのかを博士はこう説明する。
「セカンドフィルの樽では、樽による酸化がより強く起こるので、さらに幅広い複雑さが生まれる。そしてこの環境は酸化に最適なんだ」
近年では、ラムズデン博士のもと様々なデザイナーズカスク、ウッドフィニッシュを創作し続ける。
博士は後熟の先駆者だ。
後熟とは、効力の強い樽の2段階めの熟成をさせること。
うまくいくと、フレーバ―のラインに新たなひとひねりを加えることができる。
しかし、やりすぎてしまいがちだ。
「樽はウィスキーを作るが、台無しにしてしまのもまた、樽なんだ」
博士はそう語る。
グレンモ―レンジィ、今ではスコットランドで1、2を争う人気のモルトだ。
まとめ
実をいうと、ウィスキー沼にはまって初期にグレンモ―レンジは飲んだことがあるのですが、その時は、渋みが受け付けられず、美味しくない!と感じました。
当時は、フルーティで甘いウィスキーに目覚めたばかりで、この複雑さが理解できなかったのです…
そう考えると、いろんなボトルに出合い経験値を積み、、その後再会したときには、また違って感じる…
奥深いですね…まるで人間関係、恋愛ドラマのよう…
むぉ、沼から抜け出せないぃぃ!
いろんな出会いに期待と感謝こめて…
では今日も夜な夜な琥珀色、また!